「風神秘抄」(荻原規子)
2005年10月4日 読書勾玉シリーズの作者による最新作。勾玉三部作の流れっぽい古代日本を舞台にしたファンタジーです。
というのが表紙の折り返しに書いてあるあらすじなのですが、非常に長い。長すぎて内容殆ど書いちゃってるんじゃないかと思ったぐらい。でも、590ページもあるので、このあらすじでもまだ半分くらいのところまでしか書いてないのですよ。もう読み応えはばっちりです!ちなみに私は一晩で読んでしまいました。読み終わったら朝の五時でしたよ。昔、シドニィ・シェルダンの本の帯にあったみたいな「読み終わると夜が明けていた」を実践しちゃいました。
時代は平安末期ということで、貴族の時代から武士の時代への移行期が舞台です。歴史上の人物もたくさん出てきます。あまり私は歴史に明るくないのですが、源平ぐらいは知ってる。でも、源氏が敗れて東国に落ち延びるあたりはよく知らないかなぁ。どちらかというと、義経が出てくるあたりのほうがよく覚えてる。
とにかく、朴念仁な草十郎と勝気な糸世の恋とおしゃべりな鳥彦王がいいのです。可愛らしい。いとおしいなぁ。
個人的に非常にツボな場面がいくつかあって、
「おれはおまえが好きだ、自分でもびっくりするが」とか、
(・・・あたたかく見守りすぎだ・・・)のあたりや、
「・・・ひょっとして、おれが好きか」
「今薬をぬったところ、ぶってやりたくなる、あなたって」のあたりも素敵すぎ。
やっぱり荻原さんの描く恋模様がすごく好きだなぁ。勾玉三部作読み返したくなりました。
あとがきに、「できれば、また、このつながりで物語を編んでみたいです」とあったので、非常に嬉しいです。いまからすごく楽しみです。
坂東武者の家に生まれた十六歳の草十郎は、腕は立つものの人とまじわることが苦手で、一人野山で笛を吹くことが多かった。平安末期、平治の乱に源氏方として加わり、源氏の御曹司、義平を将として慕ったのもつかの間、敗走し京から落ち延びる途中で、草十郎は義平の弟、幼い源頼朝を助けて、一行から脱落する。そして草十郎が再び京に足を踏み入れた時には、義平は、獄門に首をさらされていた。絶望したそのとき、草十郎は、六条河原で死者の魂鎮めの舞を舞う少女、糸世に目を奪われる。彼女の舞には、不思議な力があった。引き寄せられるように、自分も笛を吹き始める草十郎。舞と笛は初めて出会い、光り輝く花吹雪がそそぎ、二人は互いに惹かれあう。だが、その場に、死者の魂を送り生者の運命をも変えうる強大な力が生じたことを、真に理解したのは糸世だけだった。ともに生きられる道をさぐる草十郎と糸世。二人の特異な力に気づき、自分の寿命を延ばすために利用しようとする時の上皇後白河。一方草十郎は、自分には笛の力だけでなく、「鳥の王」と言葉を交わすことができる異能が備わっていることに気づく…。平安末期を舞台に、特異な芸能の力を持つ少年と少女の恋を描く、人気作家の最新作。
というのが表紙の折り返しに書いてあるあらすじなのですが、非常に長い。長すぎて内容殆ど書いちゃってるんじゃないかと思ったぐらい。でも、590ページもあるので、このあらすじでもまだ半分くらいのところまでしか書いてないのですよ。もう読み応えはばっちりです!ちなみに私は一晩で読んでしまいました。読み終わったら朝の五時でしたよ。昔、シドニィ・シェルダンの本の帯にあったみたいな「読み終わると夜が明けていた」を実践しちゃいました。
時代は平安末期ということで、貴族の時代から武士の時代への移行期が舞台です。歴史上の人物もたくさん出てきます。あまり私は歴史に明るくないのですが、源平ぐらいは知ってる。でも、源氏が敗れて東国に落ち延びるあたりはよく知らないかなぁ。どちらかというと、義経が出てくるあたりのほうがよく覚えてる。
とにかく、朴念仁な草十郎と勝気な糸世の恋とおしゃべりな鳥彦王がいいのです。可愛らしい。いとおしいなぁ。
個人的に非常にツボな場面がいくつかあって、
「おれはおまえが好きだ、自分でもびっくりするが」とか、
(・・・あたたかく見守りすぎだ・・・)のあたりや、
「・・・ひょっとして、おれが好きか」
「今薬をぬったところ、ぶってやりたくなる、あなたって」のあたりも素敵すぎ。
やっぱり荻原さんの描く恋模様がすごく好きだなぁ。勾玉三部作読み返したくなりました。
あとがきに、「できれば、また、このつながりで物語を編んでみたいです」とあったので、非常に嬉しいです。いまからすごく楽しみです。
「夜のピクニック」(恩田陸)
2005年10月2日 読書やっと読むことが出来ました。
「図書室の海」に収録されていた「ピクニックの準備」を読んだときに、このつづきはないのかなぁと思っていたので、読めて嬉しい。
修学旅行のかわりに行われる歩行祭が舞台なのですが、はじめは歩行祭ってなんぞや?と思いました。そんな行事今まで聞いたことなかったので。白いジャージの全校生徒1200人が、朝八時から翌朝八時まで八十キロの道のりを歩きつづけるって、気合の入った行事なのですよ。救護バスも用意されていて、脱落する生徒を拾っていくらしい。道路を走るのが危ないからと、マラソンが中止になる学校も多いのに、そんな行事をしてる学校あるんですね。
親しい友達や彼氏彼女で連れ立っておしゃべりしながら歩く。ふくらはぎをパンパンにして、足にマメをつくって、疲れて無口になっても歩く。ただ、歩く。出発地点もゴール地点も学校だから、見慣れた景色のなか歩くだけ。なのに、とても特別に感じる。
主人公の二人は、お互いに気にしつつ、避けあっている西脇融と甲田貴子。言葉を交わしたことなど殆どないのに、二人の間の微妙な空気を察して、周りのクラスメイトは二人の仲を邪推している。彼らは三年生で、秋の歩行祭が終われば受験モードに入り、そのまま卒業となる。最後の行事を彼らは、思い思いに過ごす。親しい友人と歩いたり、今まで話したこともなかった人と歩いたり。
融の親友、戸田忍がいい奴だ。いいこと言う。融にはもったいないくらいだ。夜型人間の高見光一郎も面白いキャラクタ。ああいうムードメーカーは貴重だ。少々うるさいけれども。
夜って不思議だなぁ。お互いの顔が見えないくらいの暗さの中にいると、どうしてああも言葉がするっと出てくるのかなぁ。うっかり口を滑らしたり、あとで悔やむほど饒舌になったり。お酒もこれに近い状態を生み出すよなぁ。でも、夜の暗闇の中では、頭はクリアだ。その点が違う。どちらもいつもとちがうテンションになってしまうのは同じなんだけど。
作品中の夜の空気がいいなぁ。夕焼けも綺麗だった。朝焼けも美しい。
「図書室の海」に収録されていた「ピクニックの準備」を読んだときに、このつづきはないのかなぁと思っていたので、読めて嬉しい。
修学旅行のかわりに行われる歩行祭が舞台なのですが、はじめは歩行祭ってなんぞや?と思いました。そんな行事今まで聞いたことなかったので。白いジャージの全校生徒1200人が、朝八時から翌朝八時まで八十キロの道のりを歩きつづけるって、気合の入った行事なのですよ。救護バスも用意されていて、脱落する生徒を拾っていくらしい。道路を走るのが危ないからと、マラソンが中止になる学校も多いのに、そんな行事をしてる学校あるんですね。
親しい友達や彼氏彼女で連れ立っておしゃべりしながら歩く。ふくらはぎをパンパンにして、足にマメをつくって、疲れて無口になっても歩く。ただ、歩く。出発地点もゴール地点も学校だから、見慣れた景色のなか歩くだけ。なのに、とても特別に感じる。
主人公の二人は、お互いに気にしつつ、避けあっている西脇融と甲田貴子。言葉を交わしたことなど殆どないのに、二人の間の微妙な空気を察して、周りのクラスメイトは二人の仲を邪推している。彼らは三年生で、秋の歩行祭が終われば受験モードに入り、そのまま卒業となる。最後の行事を彼らは、思い思いに過ごす。親しい友人と歩いたり、今まで話したこともなかった人と歩いたり。
融の親友、戸田忍がいい奴だ。いいこと言う。融にはもったいないくらいだ。夜型人間の高見光一郎も面白いキャラクタ。ああいうムードメーカーは貴重だ。少々うるさいけれども。
夜って不思議だなぁ。お互いの顔が見えないくらいの暗さの中にいると、どうしてああも言葉がするっと出てくるのかなぁ。うっかり口を滑らしたり、あとで悔やむほど饒舌になったり。お酒もこれに近い状態を生み出すよなぁ。でも、夜の暗闇の中では、頭はクリアだ。その点が違う。どちらもいつもとちがうテンションになってしまうのは同じなんだけど。
作品中の夜の空気がいいなぁ。夕焼けも綺麗だった。朝焼けも美しい。
「DIVE!!2 スワンダイブ」(森絵都)
2005年9月29日 読書さて二巻です。いよいよ中国との共同合宿に行く選手を選ぶための試合の日がって思って読み始めたら、視点が沖津飛沫になってた。
いつものことだけど、視点が変わるとびっくりしてしまう。最近だと、パラサイトムーンか。嫌だというわけでもないけど、どうしても主人公に肩入れして読んでしまうので、なんだか肩透かしを食らった気分になる。
沖津は無口で何を考えてるのかよくわからなかったけれども、このお話で人柄が掴めたかな。知季視点だと見えなかった部分が見えてくる。彼の迷いや焦り、悩みなんかが良く見える。
沖津飛沫は、大きな体で美しい演技をし盛大な水しぶきを上げて着水する。ノースプラッシュが美しいとされる高飛び込みにおいては異端なんだけども、彼の演技には眼を惹きつける何かがある。知季にはない彼の演技の魅力、それぞれの選手に持ち味があっていい感じ。
最後のほうで、知季と同い年の選手が漏らした、バレーとかバスケのような皆で勝てる競技だったらなぁ、みたいな台詞がなんとも言えず切ないなぁ。高飛び込みは個人競技だから、ぐんぐん力をつける知季に置いてかれているのが、悔しいし寂しいんだろうなぁ。
このぶんだと、次は要一かなぁ。ミスターパーフェクトみたいな印象の彼がどんな顔を持っているのか、楽しみだなぁ。
「麒麟は一途に恋をする4」(志村一矢)
前のお話で、院の人狼との共同戦線を張ることになったのですが、いきなりトリプルデートです。・・・麒麟とその伴侶はいつの間にやら随分と距離を縮めていたようです。いつの間に?
もちろんただのデートで済むはずもなく、妖魔の襲撃を受けます。そこで、人狼サイドも大変な事に。解決は次の巻に持ち越し。気になるなぁ。
「空ノ鐘の響く惑星で7」(渡瀬草一郎)
前の巻がけっこう緊迫したところで終わってましたが、一巻丸々かかってやっと事態の終結をみることになりました。大変大変。今回はわりとSFちっくな展開を見せました。伏線もばっちりです。楽しみだなぁ。
それにしても、前の巻と同様にイリスが大いにむかつく存在ですな。これほどいやな人物は少ないですよ。美少女なのに。むっさい悪役然としたおじさんならともかく。なんでそんなのがいいんだエンジュとか思う。いや、きっと仕方のない事情とか抱えてるんでしょうけど、それをさっぴいてもウルクにした事は酷すぎる。ラトロアで酷い目に合うがいいわ。
いつものことだけど、視点が変わるとびっくりしてしまう。最近だと、パラサイトムーンか。嫌だというわけでもないけど、どうしても主人公に肩入れして読んでしまうので、なんだか肩透かしを食らった気分になる。
沖津は無口で何を考えてるのかよくわからなかったけれども、このお話で人柄が掴めたかな。知季視点だと見えなかった部分が見えてくる。彼の迷いや焦り、悩みなんかが良く見える。
沖津飛沫は、大きな体で美しい演技をし盛大な水しぶきを上げて着水する。ノースプラッシュが美しいとされる高飛び込みにおいては異端なんだけども、彼の演技には眼を惹きつける何かがある。知季にはない彼の演技の魅力、それぞれの選手に持ち味があっていい感じ。
最後のほうで、知季と同い年の選手が漏らした、バレーとかバスケのような皆で勝てる競技だったらなぁ、みたいな台詞がなんとも言えず切ないなぁ。高飛び込みは個人競技だから、ぐんぐん力をつける知季に置いてかれているのが、悔しいし寂しいんだろうなぁ。
このぶんだと、次は要一かなぁ。ミスターパーフェクトみたいな印象の彼がどんな顔を持っているのか、楽しみだなぁ。
「麒麟は一途に恋をする4」(志村一矢)
前のお話で、院の人狼との共同戦線を張ることになったのですが、いきなりトリプルデートです。・・・麒麟とその伴侶はいつの間にやら随分と距離を縮めていたようです。いつの間に?
もちろんただのデートで済むはずもなく、妖魔の襲撃を受けます。そこで、人狼サイドも大変な事に。解決は次の巻に持ち越し。気になるなぁ。
「空ノ鐘の響く惑星で7」(渡瀬草一郎)
前の巻がけっこう緊迫したところで終わってましたが、一巻丸々かかってやっと事態の終結をみることになりました。大変大変。今回はわりとSFちっくな展開を見せました。伏線もばっちりです。楽しみだなぁ。
それにしても、前の巻と同様にイリスが大いにむかつく存在ですな。これほどいやな人物は少ないですよ。美少女なのに。むっさい悪役然としたおじさんならともかく。なんでそんなのがいいんだエンジュとか思う。いや、きっと仕方のない事情とか抱えてるんでしょうけど、それをさっぴいてもウルクにした事は酷すぎる。ラトロアで酷い目に合うがいいわ。
劇場版 ×××HOLiC
2005年9月17日 映画ちょっと前に見てきました。そのときはマンガは未読。見た後、一緒に見た方に借りました。一緒に他のCLAMP作品も借りてホクホクです。面白いですねー。絵の雰囲気は変わっても根本は一緒というか。どこか東京BABYLONちっくかなーと思いました。
妖にやたらめったら憑かれる体質の高校生四月一日(ワタヌキと読む)は、不思議な店で不思議な女性に出会う。壱原侑子と名乗るその女性は、なんでも願いを叶えるという。ただし、見合った対価が必要ともいう。四月一日は体質改善のために、対価に必要な分侑子の店で働く事に。
で、映画では、侑子の下に怪しい招待状が届き、湖畔の屋敷で不思議な事件に巻き込まれるというお話。お供は四月一日と同級生の百目鬼(ドウメキと読む)は、寺の息子で妖は見えないが、祓う力を持つ。百目鬼がいると四月一日は、妖に悩まされる事はない。でも、四月一日は百目鬼を毛嫌いしている。
ひたすら四月一日がツッコミをしてる。ハイテンション。疲れそう。みんな不思議な体つきで、顔が小さく手足が細く長く、胴も長い。侑子さんは顔は普通なのに、体は叶姉妹のようだ。不思議なバランス。マンガはそう変とも思わなかった。毎回侑子さんのファッションが凝っててすごい。
同時上映はツバサクロニクル。
30分は短すぎー。話の要点のみで終わってるような。アクションシーンは恰好良かったと思う。
王様がどうして鳥篭の中を真っ黒にしたかったのか、全然わかんない。世界を闇に!ってRPGじゃないんだから。敵を退けた黒鋼とファイが檻に入ってる経緯も理由もよくわからんかったし。
映画だけあって、衣装が凝ってた。特に黒鋼。なんかそれこそRPGみたいな。それに比べると、小狼の衣装はシンプルー。おそらくアクションシーンで描きやすいようにだろうなー。ゴテゴテついてると描き難いし動きにくそうだ。
妖にやたらめったら憑かれる体質の高校生四月一日(ワタヌキと読む)は、不思議な店で不思議な女性に出会う。壱原侑子と名乗るその女性は、なんでも願いを叶えるという。ただし、見合った対価が必要ともいう。四月一日は体質改善のために、対価に必要な分侑子の店で働く事に。
で、映画では、侑子の下に怪しい招待状が届き、湖畔の屋敷で不思議な事件に巻き込まれるというお話。お供は四月一日と同級生の百目鬼(ドウメキと読む)は、寺の息子で妖は見えないが、祓う力を持つ。百目鬼がいると四月一日は、妖に悩まされる事はない。でも、四月一日は百目鬼を毛嫌いしている。
ひたすら四月一日がツッコミをしてる。ハイテンション。疲れそう。みんな不思議な体つきで、顔が小さく手足が細く長く、胴も長い。侑子さんは顔は普通なのに、体は叶姉妹のようだ。不思議なバランス。マンガはそう変とも思わなかった。毎回侑子さんのファッションが凝っててすごい。
同時上映はツバサクロニクル。
30分は短すぎー。話の要点のみで終わってるような。アクションシーンは恰好良かったと思う。
王様がどうして鳥篭の中を真っ黒にしたかったのか、全然わかんない。世界を闇に!ってRPGじゃないんだから。敵を退けた黒鋼とファイが檻に入ってる経緯も理由もよくわからんかったし。
映画だけあって、衣装が凝ってた。特に黒鋼。なんかそれこそRPGみたいな。それに比べると、小狼の衣装はシンプルー。おそらくアクションシーンで描きやすいようにだろうなー。ゴテゴテついてると描き難いし動きにくそうだ。
近況プラスよんだもの。
2005年9月16日 読書なにやらまたまた日が過ぎてますね。いかんなぁ。
何してたってこともなく、ちょっと前の日記と一緒で、ゲーム(今はテイルズオブリバース)、お絵描き(ちょっと飽きてきた)、空いた時間に慌てて読書みたいな。
読んだものの感想たまってます。いかんなぁ。
「蠱猫―人工憑霊蠱猫01」(化野燐)
タイトルは”こねこ”と読むようです。
表紙が素敵な感じ。京極夏彦氏が関わってる模様。どの辺りかはよく分からず仕舞い。デザイン?薀蓄?そのあたりかと。
てっきりミステリーなんだと思ってたら、伝奇アクションでした。驚き。妖怪を実体化できる本がありまして、それを巡る戦いが描かれてます。主人公は二人かな?それぞれのお話のプロローグみたいな感じで、面白くなるのはこれからって感じですね。
主人公たちには元々素養があったみたいで、本に触れる事で能力が目覚めるようです。主人公たちと対立するのは、有鬼派。鬼神の実在を支持する派で、実際に妖怪の能力を獲得して、その力でなにやら企んでいる模様。実態は、これから明らかになるのか。
薀蓄はそんなに気にならずに読めた。京極で慣れてるからかなぁ。どっちかというと伝奇アクションな部分がちょっち苦手かなー。
「ゆらゆらと揺れる海の彼方2」(近藤信義)
無骨な王道戦記もの第二弾。
今回のメインは、敵方アールガウ神聖帝国。どんな人がいるのか、どんな国なのか明らかになってきました。単純な正義対悪という図式ではないのだなということが分かっていいです。手強そうな国です。
のっけから驚きの展開、主人公ジュラの国レールダム福音連邦の首都があっさり陥落しちゃいました。びっくりです。てっきり二国間の争いだと思ってたのに。でも、レールダムは州ごとに独立してるようで、落とされたのは、連邦で一番偉い人が治めてた州の城。全部落としたわけじゃないけど、落としたも同然というか。偉い人は囚われちゃったし。
アールガウの人たちがいっぱい出てきます。一番目立つのは女性幕僚のエミリアさんかな。大人の女の人です。小柄ですが。アールガウ側の華ですね。皇帝シグルドも爽やかそうで掴み所がない感じ。元は平民だそうです。荒れてた国を反乱軍を率いて乗っ取っちゃったらしい。希代の英雄にして、戦いの天才。ジュラの最大のライバルというとこでしょうか。今の戦力差は天と地ほどありますが。
よその感想では、銀英伝に似てるとかありました。銀英伝は読んだ事ないから、比べようがないなぁ。
「工学部・水柿助教授の逡巡」(森博嗣)
作家森博嗣ができるまでを小説にしました、みたいな、そんな感じ。よくよく考えると、自分の身に起こった事をここまで客観的に書けるってすごいことなのでは?
言葉遊び満載。少々煩いぐらい。話が全然進まない。脱力系ってこういうの?肩の力を抜いてダラーと読むのがいいと思う。肩肘張って読むと腹が立ってくるんじゃないかな。バカにしてんかーって。うちの父はダメだったらしい。だろうなー。父は堅いの好きな人だから。
どこまでが虚構で、どこからが真実なのかわかりにくいというか、殆ど実話なんじゃないかなとか、思いつつ読む。出版業界の常識は、世間(あるいは理系世界)の非常識?という感じの水柿君の思考が面白い。森さんがあれほど執筆スピードが早くて多作なのは、編集さんが言った〆切を律儀に守ったからだというのは、多分真実なんでしょうね。すごいよなぁ。
「火星ダーク・バラード」(上田早夕里)
第4回小松左京賞受賞作。て、読んだ後に知ったよ。前に読んだ「神様のパズル」と同じ賞出身なんだなー。
面白かったですね。SFはあんまり読まないけども、楽しめました。火星に人類が入植した時代のお話です。テラフォーミングという言葉があります。他の惑星を地球と同じ、人類が住める環境にする技術、と私は解釈してるのですが、このお話の中では、惑星全部を地球化するのではなく、天蓋を作って一つの都市毎に覆い、ちょっとずつ人類の住む場所を増やしていこうという、パラテラフォーミングが用いられてます。
さて、人が集まれば犯罪が起こり、それを取り締まる人が必要になります。主人公は火星の警察みたいな職業PDに就く水島烈。彼はバディの神月璃奈と共に、女性ばかりを多数殺害して逃亡中のジョエル・タキを追い詰め、捕縛に成功。しかし、護送中におかしな幻覚に襲われ昏倒、意識を取り戻したときには護送列車内はめちゃくちゃ、ジョエルの姿はなかった。水島は本部から、ジョエルと取引をし逃がしたのでは、と疑いをかけられる。反発する水島。あのときに何が起こったのか、真実をつかむため彼は独り戦う。
事件のカギは、アデリーンという特殊な能力を持つ少女がもっていて、真相を追う水島とどこで絡むのか、出会ったあとはどういう関係を築くのか、そこんとこが良かった。やはり年の差大きいカップルっていいですね。
何してたってこともなく、ちょっと前の日記と一緒で、ゲーム(今はテイルズオブリバース)、お絵描き(ちょっと飽きてきた)、空いた時間に慌てて読書みたいな。
読んだものの感想たまってます。いかんなぁ。
「蠱猫―人工憑霊蠱猫01」(化野燐)
タイトルは”こねこ”と読むようです。
表紙が素敵な感じ。京極夏彦氏が関わってる模様。どの辺りかはよく分からず仕舞い。デザイン?薀蓄?そのあたりかと。
てっきりミステリーなんだと思ってたら、伝奇アクションでした。驚き。妖怪を実体化できる本がありまして、それを巡る戦いが描かれてます。主人公は二人かな?それぞれのお話のプロローグみたいな感じで、面白くなるのはこれからって感じですね。
主人公たちには元々素養があったみたいで、本に触れる事で能力が目覚めるようです。主人公たちと対立するのは、有鬼派。鬼神の実在を支持する派で、実際に妖怪の能力を獲得して、その力でなにやら企んでいる模様。実態は、これから明らかになるのか。
薀蓄はそんなに気にならずに読めた。京極で慣れてるからかなぁ。どっちかというと伝奇アクションな部分がちょっち苦手かなー。
「ゆらゆらと揺れる海の彼方2」(近藤信義)
無骨な王道戦記もの第二弾。
今回のメインは、敵方アールガウ神聖帝国。どんな人がいるのか、どんな国なのか明らかになってきました。単純な正義対悪という図式ではないのだなということが分かっていいです。手強そうな国です。
のっけから驚きの展開、主人公ジュラの国レールダム福音連邦の首都があっさり陥落しちゃいました。びっくりです。てっきり二国間の争いだと思ってたのに。でも、レールダムは州ごとに独立してるようで、落とされたのは、連邦で一番偉い人が治めてた州の城。全部落としたわけじゃないけど、落としたも同然というか。偉い人は囚われちゃったし。
アールガウの人たちがいっぱい出てきます。一番目立つのは女性幕僚のエミリアさんかな。大人の女の人です。小柄ですが。アールガウ側の華ですね。皇帝シグルドも爽やかそうで掴み所がない感じ。元は平民だそうです。荒れてた国を反乱軍を率いて乗っ取っちゃったらしい。希代の英雄にして、戦いの天才。ジュラの最大のライバルというとこでしょうか。今の戦力差は天と地ほどありますが。
よその感想では、銀英伝に似てるとかありました。銀英伝は読んだ事ないから、比べようがないなぁ。
「工学部・水柿助教授の逡巡」(森博嗣)
作家森博嗣ができるまでを小説にしました、みたいな、そんな感じ。よくよく考えると、自分の身に起こった事をここまで客観的に書けるってすごいことなのでは?
言葉遊び満載。少々煩いぐらい。話が全然進まない。脱力系ってこういうの?肩の力を抜いてダラーと読むのがいいと思う。肩肘張って読むと腹が立ってくるんじゃないかな。バカにしてんかーって。うちの父はダメだったらしい。だろうなー。父は堅いの好きな人だから。
どこまでが虚構で、どこからが真実なのかわかりにくいというか、殆ど実話なんじゃないかなとか、思いつつ読む。出版業界の常識は、世間(あるいは理系世界)の非常識?という感じの水柿君の思考が面白い。森さんがあれほど執筆スピードが早くて多作なのは、編集さんが言った〆切を律儀に守ったからだというのは、多分真実なんでしょうね。すごいよなぁ。
「火星ダーク・バラード」(上田早夕里)
第4回小松左京賞受賞作。て、読んだ後に知ったよ。前に読んだ「神様のパズル」と同じ賞出身なんだなー。
面白かったですね。SFはあんまり読まないけども、楽しめました。火星に人類が入植した時代のお話です。テラフォーミングという言葉があります。他の惑星を地球と同じ、人類が住める環境にする技術、と私は解釈してるのですが、このお話の中では、惑星全部を地球化するのではなく、天蓋を作って一つの都市毎に覆い、ちょっとずつ人類の住む場所を増やしていこうという、パラテラフォーミングが用いられてます。
さて、人が集まれば犯罪が起こり、それを取り締まる人が必要になります。主人公は火星の警察みたいな職業PDに就く水島烈。彼はバディの神月璃奈と共に、女性ばかりを多数殺害して逃亡中のジョエル・タキを追い詰め、捕縛に成功。しかし、護送中におかしな幻覚に襲われ昏倒、意識を取り戻したときには護送列車内はめちゃくちゃ、ジョエルの姿はなかった。水島は本部から、ジョエルと取引をし逃がしたのでは、と疑いをかけられる。反発する水島。あのときに何が起こったのか、真実をつかむため彼は独り戦う。
事件のカギは、アデリーンという特殊な能力を持つ少女がもっていて、真相を追う水島とどこで絡むのか、出会ったあとはどういう関係を築くのか、そこんとこが良かった。やはり年の差大きいカップルっていいですね。
「DIVE!!1 前宙返り3回半抱え型」(森絵都)
2005年9月5日 読書夏休みの小学生高学年か中学生なったばかりかみたいな女の子たちが、やたらと森絵都の本を借りていくので、気になって借りてみた。
女の子たちが読んでたのは、「リズム」とか「ゴールドフィッシュ」だったけど。現代っぽい女の子の話だと聞いてあまりかなぁと思ったので、DIVEに。どこかで大人が読んでも面白いって見たから。
で読んでみて、驚いた。すごい面白いなぁって。
高飛び込みの選手の知季が主人公。彼の所属するスポーツクラブに新しいコーチがやってくることで、選手として凡庸だった知季の人生が変わる。これからどう変わっていくのか楽しみな感じ。先輩の要一やライバルの沖津など、他の選手のこれからも楽しみ。
知季は中学生なんだけど、学校、勉強、友達、恋愛、彼女などいろいろ切り捨てながら高飛び込みをしている。スポーツってそこまで要求されるものなんだなぁ。
高飛び込みって見たことないかもしれない。どうやらオリンピックの競技でもあるみたいなんだけどなぁ。どうしてだろう?水泳とかシンクロは見るのになぁ。高さ10メートルの台からプールに飛び込む間に宙返りしたりする競技らしい。演技の美しさ、水に入る瞬間の飛沫の少なさなどが採点の基準になる模様。そんな高いところから飛び込むだけでもすごいのに、宙返りって!恐ろしい。
「インザプール」「空中ブランコ」(奥田英郎)
へんてこ精神科医伊良部といろんな患者の短篇集。
前にドラマにもなってた。てか、見ないで読んだらもっと面白かったかもしれない。
いろんな患者が伊良部総合病院にやってきて、地下の診察室にまわされ、甲高い伊良部の声に招かれてドアをくぐる。くぐったら話よりも何よりも先に、妙に色っぽい看護婦による注射が待っている。看護婦の名はマユミさん。美人なのに愛想のカケラもなく、ついでに勤労意欲にも欠けている。注射を打つ以外はなにもせず、診察中にも関わらず雑誌を読んでいる。ドラマでは釈由美子さんがマユミさん役をしていて、恐ろしく綺麗で恰好良かったなぁ。あの人は瞳がすごい良いと思う。迫力あるよなぁ。
人の話を聞かない、注射を打つのに妙に興奮する、そんな伊良部に患者は不信感を募らせる。だが、伊良部は突拍子もないアイデアで患者を感心させ、患者は他人に言えない話を聞いて欲しさに病院を再び訪れる。
いろいろな症状の人が出てきて興味深い。切羽詰ってるし、他人事じゃない感じもする。昨日まで上手く出来ていた事がどうしてもできなくなったり、吸殻の不始末が異常なまでに気になって仕方なくなったり。その異常は心からのSOSで、その問題を解決しないと異常は収まらない。でも、問題を見つめる事が難しい。認めるってむずかしいよなぁ。
女の子たちが読んでたのは、「リズム」とか「ゴールドフィッシュ」だったけど。現代っぽい女の子の話だと聞いてあまりかなぁと思ったので、DIVEに。どこかで大人が読んでも面白いって見たから。
で読んでみて、驚いた。すごい面白いなぁって。
高飛び込みの選手の知季が主人公。彼の所属するスポーツクラブに新しいコーチがやってくることで、選手として凡庸だった知季の人生が変わる。これからどう変わっていくのか楽しみな感じ。先輩の要一やライバルの沖津など、他の選手のこれからも楽しみ。
知季は中学生なんだけど、学校、勉強、友達、恋愛、彼女などいろいろ切り捨てながら高飛び込みをしている。スポーツってそこまで要求されるものなんだなぁ。
高飛び込みって見たことないかもしれない。どうやらオリンピックの競技でもあるみたいなんだけどなぁ。どうしてだろう?水泳とかシンクロは見るのになぁ。高さ10メートルの台からプールに飛び込む間に宙返りしたりする競技らしい。演技の美しさ、水に入る瞬間の飛沫の少なさなどが採点の基準になる模様。そんな高いところから飛び込むだけでもすごいのに、宙返りって!恐ろしい。
「インザプール」「空中ブランコ」(奥田英郎)
へんてこ精神科医伊良部といろんな患者の短篇集。
前にドラマにもなってた。てか、見ないで読んだらもっと面白かったかもしれない。
いろんな患者が伊良部総合病院にやってきて、地下の診察室にまわされ、甲高い伊良部の声に招かれてドアをくぐる。くぐったら話よりも何よりも先に、妙に色っぽい看護婦による注射が待っている。看護婦の名はマユミさん。美人なのに愛想のカケラもなく、ついでに勤労意欲にも欠けている。注射を打つ以外はなにもせず、診察中にも関わらず雑誌を読んでいる。ドラマでは釈由美子さんがマユミさん役をしていて、恐ろしく綺麗で恰好良かったなぁ。あの人は瞳がすごい良いと思う。迫力あるよなぁ。
人の話を聞かない、注射を打つのに妙に興奮する、そんな伊良部に患者は不信感を募らせる。だが、伊良部は突拍子もないアイデアで患者を感心させ、患者は他人に言えない話を聞いて欲しさに病院を再び訪れる。
いろいろな症状の人が出てきて興味深い。切羽詰ってるし、他人事じゃない感じもする。昨日まで上手く出来ていた事がどうしてもできなくなったり、吸殻の不始末が異常なまでに気になって仕方なくなったり。その異常は心からのSOSで、その問題を解決しないと異常は収まらない。でも、問題を見つめる事が難しい。認めるってむずかしいよなぁ。
「攻殻機動隊 Stand alone complex 凍える機械」(藤咲淳一)
2005年8月24日 読書攻殻機動隊ノベルス第2弾。
今回は中篇3つで構成されています。そしてそれらは一見バラバラのようでそうでもなく、よくできてるなぁと思う。
2ndGIGの招慰難民に関する話も出てくる。あんまりよくわからないのだけど、攻殻世界では、核戦争と非核戦争という二つの大戦を経験していて、日本はどう関与していたのかはわからないのだけども、東京は海に沈んでいるから被害は大きかった模様。戦後は、核による汚染を除去する技術を独自に開発したおかげでか日本は景気が良かったらしい。日本は戦争によって人手不足だったために、労働力欲しさにアジア難民をたくさん受け容れたらしい。それが招慰難民。そして時間が流れて景気が悪くなってくると、難民たちへの風当たりが強くなってきた。政府は難民保護を打ち出しているけれど、実を結んでいるわけでもない。
二つ目の中篇「タチコマの恋」が可愛い。全編タチコマが出ずっぱりで嬉しい。
「どきどきフェノメノン」(森博嗣)
なんともいえない本。
面白くない事はないけど、不思議な話。
おかしなひとががいっぱいでてるような。
今回は中篇3つで構成されています。そしてそれらは一見バラバラのようでそうでもなく、よくできてるなぁと思う。
2ndGIGの招慰難民に関する話も出てくる。あんまりよくわからないのだけど、攻殻世界では、核戦争と非核戦争という二つの大戦を経験していて、日本はどう関与していたのかはわからないのだけども、東京は海に沈んでいるから被害は大きかった模様。戦後は、核による汚染を除去する技術を独自に開発したおかげでか日本は景気が良かったらしい。日本は戦争によって人手不足だったために、労働力欲しさにアジア難民をたくさん受け容れたらしい。それが招慰難民。そして時間が流れて景気が悪くなってくると、難民たちへの風当たりが強くなってきた。政府は難民保護を打ち出しているけれど、実を結んでいるわけでもない。
二つ目の中篇「タチコマの恋」が可愛い。全編タチコマが出ずっぱりで嬉しい。
「どきどきフェノメノン」(森博嗣)
なんともいえない本。
面白くない事はないけど、不思議な話。
おかしなひとががいっぱいでてるような。
だいぶ日が経ってますね。あわわ。
何してたかなぁ。かなり久し振りにお絵描きしたり、シンフォニアクリアしたり、久々にときメモGSはじめてみたり、いろいろ本読んだり。いつもどうりですね。
ときメモGS。
前回プレイしたときは借り物でしたが、今回はベスト版を勢いで購入。一緒にサモンナイト3ベスト版も買ったけど、1はクリアしてないし。2に至っては未開封。プレイするのかなぁ。
で、GSですよ。前回は時間制限とか元々全員クリアとかに興味ないしで、王子と先生と隠しキャラしかクリアしなかったのですが、やっぱり他の人にはあまり興味が湧かない。そもそも、いちばん最初に王子が出てくるものだから、どうしてもそっちに気が行ってしまっていけない。いっそ出てこないように操作できたらいいのに。
そういえば、GS2が出るとかいう噂を聞きました。どうななのかなぁ。ま、様子見かな。別にときメモオンラインも出るようです。そっちはどうなのだろう。面白いのかなぁ。てか、誰とときめくんだろう?プレイヤー同士?それはちょっといただけないなぁ。
よんだもの。
「シュプルのおはなし3」(雨宮諒)
ほのぼの短篇第3弾。
ぼろぼろ泣かされた。ああいう手合いのお話にはすごく弱い。良かった外じゃなくて。家でも十分恥ずかしかったけど。ほかのお話も良い感じ。占い師の話とか。いいねぇ。
「ポストガール3,4」(増子二郎)
4巻で完結。良い終わり方かな。ほのぼのあったかい話だけじゃなく痛みが書けるっていいことかも。どちらかというと、この作者さんは暗い目のほうが比重多いかな。お話の中で3年前に終結した戦争の傷跡が、だいたいの登場人物に見られるところとか。4巻の図書館の話が身近で面白い。
「パラサイトムーン?」(渡瀬草一郎)
新たな展開。しかも前のお話からちゃんと展開してるところがナイス。
またもや主人公が出てきません。もしかして主人公じゃなかったのかな。主人公がどんどん交代していくタイプのお話なのかも。
展開したお話は5巻に続いてて、先が気になるなぁ。
「シャンク!ザ・ロードストーリー」(秋田禎信)
タイトルとイラストが変わってリニューアルらしい。なぜなのかはよくわからない。イラストは「好きなものは〜」の人。雰囲気変わりましたねー。一気に女性ファンが増えるかもです。シャンクのおへそと細い腰にクラクラですよ。でも付け髭がでばってます。ノリはだいたいコメディ、ときにシリアスみたいな感じ。
たまには、読んだマンガも。
「よつばと!?〜?」(あずまきよひこ)
面白い!3巻はとくにげらげら笑ってしまった。いいなぁ。なんでもない日常(でもないか?)なのに楽しい。タイトルの「よつばと!」の読み方で兄弟間に意見の食い違いが。私は、よつばと!と勢い良く読むと思うのだが、弟たちは「よつばと(なになに)」という風に読むらしい。うーんどっち?
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE 01」(久織ちまき)
アスラン視点のマンガということでつい購入。絵も好み。少女マンガ風?でも、ちゃんとMS描いてるとこがすごいなぁ。お話的には、さして目新しいところも少ない感じ。これからかな。もともと、アスラン出番多いし。心情が判り難いこともないし。わからないのはシン・・・というよかキラか。シンはわからない以前に、疑問に思うほど描かれていないような。
「NARUTO」(岸本斉史)
23巻から最新刊まで一気読み。やっぱり面白いなぁ。噂の第二部もやっと読めた。2年後といってもあまり変化ないような、そうでもないような微妙な感じ。皆いくつぐらいになったんだろう?15歳ぐらい?妹と二人で絶対シカマルとテマリはいい感じになるとか言い合う。
それにしても、コミックスの空いたページでおまけマンガとかそういう面白いものやったらいいのにな。・・・贅沢か。
何してたかなぁ。かなり久し振りにお絵描きしたり、シンフォニアクリアしたり、久々にときメモGSはじめてみたり、いろいろ本読んだり。いつもどうりですね。
ときメモGS。
前回プレイしたときは借り物でしたが、今回はベスト版を勢いで購入。一緒にサモンナイト3ベスト版も買ったけど、1はクリアしてないし。2に至っては未開封。プレイするのかなぁ。
で、GSですよ。前回は時間制限とか元々全員クリアとかに興味ないしで、王子と先生と隠しキャラしかクリアしなかったのですが、やっぱり他の人にはあまり興味が湧かない。そもそも、いちばん最初に王子が出てくるものだから、どうしてもそっちに気が行ってしまっていけない。いっそ出てこないように操作できたらいいのに。
そういえば、GS2が出るとかいう噂を聞きました。どうななのかなぁ。ま、様子見かな。別にときメモオンラインも出るようです。そっちはどうなのだろう。面白いのかなぁ。てか、誰とときめくんだろう?プレイヤー同士?それはちょっといただけないなぁ。
よんだもの。
「シュプルのおはなし3」(雨宮諒)
ほのぼの短篇第3弾。
ぼろぼろ泣かされた。ああいう手合いのお話にはすごく弱い。良かった外じゃなくて。家でも十分恥ずかしかったけど。ほかのお話も良い感じ。占い師の話とか。いいねぇ。
「ポストガール3,4」(増子二郎)
4巻で完結。良い終わり方かな。ほのぼのあったかい話だけじゃなく痛みが書けるっていいことかも。どちらかというと、この作者さんは暗い目のほうが比重多いかな。お話の中で3年前に終結した戦争の傷跡が、だいたいの登場人物に見られるところとか。4巻の図書館の話が身近で面白い。
「パラサイトムーン?」(渡瀬草一郎)
新たな展開。しかも前のお話からちゃんと展開してるところがナイス。
またもや主人公が出てきません。もしかして主人公じゃなかったのかな。主人公がどんどん交代していくタイプのお話なのかも。
展開したお話は5巻に続いてて、先が気になるなぁ。
「シャンク!ザ・ロードストーリー」(秋田禎信)
タイトルとイラストが変わってリニューアルらしい。なぜなのかはよくわからない。イラストは「好きなものは〜」の人。雰囲気変わりましたねー。一気に女性ファンが増えるかもです。シャンクのおへそと細い腰にクラクラですよ。でも付け髭がでばってます。ノリはだいたいコメディ、ときにシリアスみたいな感じ。
たまには、読んだマンガも。
「よつばと!?〜?」(あずまきよひこ)
面白い!3巻はとくにげらげら笑ってしまった。いいなぁ。なんでもない日常(でもないか?)なのに楽しい。タイトルの「よつばと!」の読み方で兄弟間に意見の食い違いが。私は、よつばと!と勢い良く読むと思うのだが、弟たちは「よつばと(なになに)」という風に読むらしい。うーんどっち?
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE 01」(久織ちまき)
アスラン視点のマンガということでつい購入。絵も好み。少女マンガ風?でも、ちゃんとMS描いてるとこがすごいなぁ。お話的には、さして目新しいところも少ない感じ。これからかな。もともと、アスラン出番多いし。心情が判り難いこともないし。わからないのはシン・・・というよかキラか。シンはわからない以前に、疑問に思うほど描かれていないような。
「NARUTO」(岸本斉史)
23巻から最新刊まで一気読み。やっぱり面白いなぁ。噂の第二部もやっと読めた。2年後といってもあまり変化ないような、そうでもないような微妙な感じ。皆いくつぐらいになったんだろう?15歳ぐらい?妹と二人で絶対シカマルとテマリはいい感じになるとか言い合う。
それにしても、コミックスの空いたページでおまけマンガとかそういう面白いものやったらいいのにな。・・・贅沢か。
「ゆらゆらと揺れる海の彼方1」(近藤信義)
2005年8月8日 読書おすすめーと教えてもらった作品。
おすすめというだけあって、面白かったです。
内容はファンタジーな戦記もの。やたら王道で無骨な感じ。
なので、下手するとおっさん祭になってしまいそうですが、電撃文庫でそれはいかんのか、12歳ぐらいの少女ノウラが登場します。記憶喪失で、なにやら不可思議な能力を持っていそう。売れるためには華はやはり必要なのでしょう。あとがきによると、主人公はあくまでジュラ(粗野で少々品のない戦いの天才)だそうです。
現実世界と冥海と呼ばれる蒼一色の世界があって、点在するカナンと呼ばれる湖を通って行き来できる。行き来するには冥海の生物、海獣にまたがる事が必要で、冥海で戦闘する時にも使われる。海獣には種類が色々あって、人工的な開発も行われている。冥海の空気は人体に非常に有害で、防毒布なしでは5分と保たない。冥界を通って移動すると時間が大幅に短縮できるという利点を持つ。
ジュラ率いる紫苑騎士団の主要メンバーがいい感じです。野生児のようなジュラと堅物で気が短いロイスダール、異常に目が利くカスパール、無口な武人イーフェン。皆なんだかんだとノウラに優しくかまってあげている。やりとりもなかなか楽しげ。皆それぞれ立派な騎士ですが、最強はジュラのお兄さんのラシードのよう。静かに冷たく怒るラシードの前で、あわあわと慌てて言い訳して縮こまってました。
おすすめというだけあって、面白かったです。
内容はファンタジーな戦記もの。やたら王道で無骨な感じ。
なので、下手するとおっさん祭になってしまいそうですが、電撃文庫でそれはいかんのか、12歳ぐらいの少女ノウラが登場します。記憶喪失で、なにやら不可思議な能力を持っていそう。売れるためには華はやはり必要なのでしょう。あとがきによると、主人公はあくまでジュラ(粗野で少々品のない戦いの天才)だそうです。
現実世界と冥海と呼ばれる蒼一色の世界があって、点在するカナンと呼ばれる湖を通って行き来できる。行き来するには冥海の生物、海獣にまたがる事が必要で、冥海で戦闘する時にも使われる。海獣には種類が色々あって、人工的な開発も行われている。冥海の空気は人体に非常に有害で、防毒布なしでは5分と保たない。冥界を通って移動すると時間が大幅に短縮できるという利点を持つ。
ジュラ率いる紫苑騎士団の主要メンバーがいい感じです。野生児のようなジュラと堅物で気が短いロイスダール、異常に目が利くカスパール、無口な武人イーフェン。皆なんだかんだとノウラに優しくかまってあげている。やりとりもなかなか楽しげ。皆それぞれ立派な騎士ですが、最強はジュラのお兄さんのラシードのよう。静かに冷たく怒るラシードの前で、あわあわと慌てて言い訳して縮こまってました。
「狐笛のかなた」(上橋菜穂子)
2005年7月30日 読書守り人シリーズの方の作品。
いつの時代の何処とも明確に記されていませんが、古代日本をイメージさせるおはなし。
村はずれの森にお婆さんと二人で暮らす小夜は、人の心の声が聞こえるという「聞き耳」の持ち主。ある日、小夜は怪我をした子狐を助ける。犬に追われていた子狐を守るために走る小夜は、村人も近づかない森陰屋敷の傍まできてしまう。犬を振りほどけずにいた小夜は、屋敷に閉じ込められているという小春丸に助けられる。
余所者で村に溶け込めない小夜と屋敷から出る事も叶わない小春丸。二人は、こっそり会うようになる。二人がそれぞれ持ち寄った食べ物を分け合い、他愛もない話をする。それだけだったが、そんな幸福な時間も長続きはしない。小春丸が屋敷から抜け出している事がばれてから会う事も叶わなくなる。
ある点では、読んでいるうちに予想とは違う方向に向かっていって驚いた。お話の落ち着くところはすわりが良かったんだけど、本当に意外。なんだろ、そういう幸せもありかなぁ。幸せそうではあったけど、どうなんだろう?
いつの時代の何処とも明確に記されていませんが、古代日本をイメージさせるおはなし。
村はずれの森にお婆さんと二人で暮らす小夜は、人の心の声が聞こえるという「聞き耳」の持ち主。ある日、小夜は怪我をした子狐を助ける。犬に追われていた子狐を守るために走る小夜は、村人も近づかない森陰屋敷の傍まできてしまう。犬を振りほどけずにいた小夜は、屋敷に閉じ込められているという小春丸に助けられる。
余所者で村に溶け込めない小夜と屋敷から出る事も叶わない小春丸。二人は、こっそり会うようになる。二人がそれぞれ持ち寄った食べ物を分け合い、他愛もない話をする。それだけだったが、そんな幸福な時間も長続きはしない。小春丸が屋敷から抜け出している事がばれてから会う事も叶わなくなる。
ある点では、読んでいるうちに予想とは違う方向に向かっていって驚いた。お話の落ち着くところはすわりが良かったんだけど、本当に意外。なんだろ、そういう幸せもありかなぁ。幸せそうではあったけど、どうなんだろう?
「パスワード菩薩崎決戦」(松原秀行)
2005年7月29日 読書おなじみパスワードシリーズ。
今回のお話は、たまみちゃんと飛鳥がメインかなぁ。推理も恋っぽいものも。そして、マコトとみずき、ダイとまどかの微笑ましい姿も見られます。こういう小学生なら好きなんだけどなぁ。礼儀正しいし面白いし。
今回の事件は、近頃風浜市に周辺で起こる奇妙な悪戯から始まる。パスワード探偵団の団長ネロこと野沢レイは、ご近所で起こる奇妙な悪戯に注目していた。ポストの右半分だけ真っ黒に塗られた事件。階段の両側に並んだお地蔵さんの右半分だけ倒された事件。オーディオショップ「オメガ」のマークが入ったガラスの右半分だけ割られた事件。「うとうと団」という署名が残されていたこれらの事件。ただの悪戯なのか、それとも・・・。
一方、電子探偵団員は、野原たまみから自身の主演する推理ドラマのストーリーを考えてほしいと頼まれて、みんな大いにはりきってストーリーを考え、電子操作会議で披露することに。それぞれの個性が光る作品たち。果たして誰のストーリーが採用されるのか。
話の間に挟まれるクイズがけっこう難しい。頭固いなぁと自分でも思う。子どもは頭がやわらかいからきっと楽勝なんだろうなー。
マコトたちももうすぐ小学校卒業らしい。いよいよ中学生になる。じれったい恋模様もはっきりするのかなぁ。みずきのいく中学校の生徒が出てきて、早くも恋のライバル出現か?みたいな。
今回のお話は、たまみちゃんと飛鳥がメインかなぁ。推理も恋っぽいものも。そして、マコトとみずき、ダイとまどかの微笑ましい姿も見られます。こういう小学生なら好きなんだけどなぁ。礼儀正しいし面白いし。
今回の事件は、近頃風浜市に周辺で起こる奇妙な悪戯から始まる。パスワード探偵団の団長ネロこと野沢レイは、ご近所で起こる奇妙な悪戯に注目していた。ポストの右半分だけ真っ黒に塗られた事件。階段の両側に並んだお地蔵さんの右半分だけ倒された事件。オーディオショップ「オメガ」のマークが入ったガラスの右半分だけ割られた事件。「うとうと団」という署名が残されていたこれらの事件。ただの悪戯なのか、それとも・・・。
一方、電子探偵団員は、野原たまみから自身の主演する推理ドラマのストーリーを考えてほしいと頼まれて、みんな大いにはりきってストーリーを考え、電子操作会議で披露することに。それぞれの個性が光る作品たち。果たして誰のストーリーが採用されるのか。
話の間に挟まれるクイズがけっこう難しい。頭固いなぁと自分でも思う。子どもは頭がやわらかいからきっと楽勝なんだろうなー。
マコトたちももうすぐ小学校卒業らしい。いよいよ中学生になる。じれったい恋模様もはっきりするのかなぁ。みずきのいく中学校の生徒が出てきて、早くも恋のライバル出現か?みたいな。
「ポストガール2」(増子二郎)
2005年7月28日 読書人間らしさというバグを抱えた機械のおはなし。
収録されたおはなしは五つ。
「タンデム」「プリズナー」「アミュレット」「イン・アザー・ワーズ」「フェスタ」
短篇で読みやすく、絵も幼い風で可愛らしいのに、なんか哀しい雰囲気のあるおはなしだなぁと思った。
人間らしさというものが、綺麗なだけじゃないからだろう。悲しみ、怒り、憎しみ、そういうものも人間らしさだ。シルキーは時折そんな感情の昂ぶりを見せる。宝物の麦藁帽子を傷つけた人に対して怒りを感じ、手をあげる。廃棄された戦闘機の仮想人格を傷つける言葉を投げつける。お祭で自分を振り回す人にイライラする。そういうシルキーは人みたいだ。更に驚いた事に、彼女はそういう感情を抱えるだけでなく、乗り越えていく。ちゃんと自分の中で折り合いをつけ、相手とも関係修復ができるのだ。その心は、人のようというより、人そのもの。けれど、彼女のからだが機械なのは変えようがない。彼女の行く先はどうなってしまうのだろう。
収録されたおはなしは五つ。
「タンデム」「プリズナー」「アミュレット」「イン・アザー・ワーズ」「フェスタ」
短篇で読みやすく、絵も幼い風で可愛らしいのに、なんか哀しい雰囲気のあるおはなしだなぁと思った。
人間らしさというものが、綺麗なだけじゃないからだろう。悲しみ、怒り、憎しみ、そういうものも人間らしさだ。シルキーは時折そんな感情の昂ぶりを見せる。宝物の麦藁帽子を傷つけた人に対して怒りを感じ、手をあげる。廃棄された戦闘機の仮想人格を傷つける言葉を投げつける。お祭で自分を振り回す人にイライラする。そういうシルキーは人みたいだ。更に驚いた事に、彼女はそういう感情を抱えるだけでなく、乗り越えていく。ちゃんと自分の中で折り合いをつけ、相手とも関係修復ができるのだ。その心は、人のようというより、人そのもの。けれど、彼女のからだが機械なのは変えようがない。彼女の行く先はどうなってしまうのだろう。
「しずるさんと底無し密室たち」(上遠野浩平)
2005年7月25日 読書しずるさん第二弾。
今回のテーマは密室。でも、鍵のかかった室内に死体が?!みたいな密室はひとつもなく。そこんとこが面白い。
で、やはり今回もチクタの話が間に挟まれている。ていうか、のっけからチクタで驚いた。海に出て船に乗ったはいいけれど、目的地がどこだかわからないみたいな状態だったのが、とりあえず手がかりが得られて、どこに向かうのか決まってきてよかった。
やっぱりよーちゃんのお家のこととか、しずるさんの病気の事とかは謎のまま。いつか明かされるのかなぁ。
「あてにならない六法全書?」(賀東招二)
「安心できない七つ道具?」(同上)
「悩んでられない八方塞がり?」(同上)
なんの勢いかフルメタ短篇一気読み。
オンラインゲームのどたばたは面白かったなぁ。オンラインゲームはした事なくて、なんだか怖いなぁと思ってたけど、やっぱり怖いなぁと思った。世間であれだけ楽しんでいる人がいるということは、怖い以上に面白いんだろうとは思うんだけど。でも、.hackのオンラインは興味ある。多分購入してもオフラインで遊ぶだろうけど。
林水先輩の家を訪ねる話も面白い。林水先輩てば意外に苦労人。しっかりしてるなぁ。酔っ払いはすこーしいただけませんが、面白いのでいっかぁ。かなめとソースケがいい感じでしたし。
文化祭の話も懐かしい感じ。あんなに白熱してなくて、まったりしてたけど。ああいう喧騒はもう味わうこともないんだなぁ。
テッサの短篇はどっちも面白かった。長編キャラの番外編みたいなのもっと読みたいな。
「スコルピア」(アンソニー・ホロヴィッツ)
女王陛下の少年スパイアレックスの第5弾。
前作の最後にヤッセンから父の事を聞かされたアレックスは、もっと父の事を知るためにヴェネチアに行く事に。「スコルピアを探せ」というヤッセンの言葉だけを頼りにヴェネチアの街を走る。
スコルピアは、世界でも有数の犯罪組織。アレックスは、スコルピアの主要メンバーであるロスマン夫人から父ジョン・ライダーのことを聞く。父はスコルピアの中でも優秀な殺し屋で、スコルピアの指令で罪もない人を殺したという。ショックを受けるアレックスだが、さらにショックな事に父の死について辛い真実を知ることになる。
MI6を信じられなくなったアレックスは、ロスマン夫人の勧めでスコルピアの訓練所に入る事に。もちろん優秀な成績を残すアレックスだが、スコルピアのメンバーになるためには致命的な欠陥があった。アレックスは人を殺せないのだ。射撃訓練の的が人の写真になった途端に命中率がガクンと落ちたのだ。スコルピアは荒療治として、アレックスに初めての任務を与える。
アレックスが殺し屋になっちゃう?!という展開。巻を重ねるごとに暗い影を纏うアレックスだけど、今回のは極めつけだ。しかも最後の最後で驚きの巻く引き。この先どうなるのさ?次の巻で終わりらしい。
今回のテーマは密室。でも、鍵のかかった室内に死体が?!みたいな密室はひとつもなく。そこんとこが面白い。
で、やはり今回もチクタの話が間に挟まれている。ていうか、のっけからチクタで驚いた。海に出て船に乗ったはいいけれど、目的地がどこだかわからないみたいな状態だったのが、とりあえず手がかりが得られて、どこに向かうのか決まってきてよかった。
やっぱりよーちゃんのお家のこととか、しずるさんの病気の事とかは謎のまま。いつか明かされるのかなぁ。
「あてにならない六法全書?」(賀東招二)
「安心できない七つ道具?」(同上)
「悩んでられない八方塞がり?」(同上)
なんの勢いかフルメタ短篇一気読み。
オンラインゲームのどたばたは面白かったなぁ。オンラインゲームはした事なくて、なんだか怖いなぁと思ってたけど、やっぱり怖いなぁと思った。世間であれだけ楽しんでいる人がいるということは、怖い以上に面白いんだろうとは思うんだけど。でも、.hackのオンラインは興味ある。多分購入してもオフラインで遊ぶだろうけど。
林水先輩の家を訪ねる話も面白い。林水先輩てば意外に苦労人。しっかりしてるなぁ。酔っ払いはすこーしいただけませんが、面白いのでいっかぁ。かなめとソースケがいい感じでしたし。
文化祭の話も懐かしい感じ。あんなに白熱してなくて、まったりしてたけど。ああいう喧騒はもう味わうこともないんだなぁ。
テッサの短篇はどっちも面白かった。長編キャラの番外編みたいなのもっと読みたいな。
「スコルピア」(アンソニー・ホロヴィッツ)
女王陛下の少年スパイアレックスの第5弾。
前作の最後にヤッセンから父の事を聞かされたアレックスは、もっと父の事を知るためにヴェネチアに行く事に。「スコルピアを探せ」というヤッセンの言葉だけを頼りにヴェネチアの街を走る。
スコルピアは、世界でも有数の犯罪組織。アレックスは、スコルピアの主要メンバーであるロスマン夫人から父ジョン・ライダーのことを聞く。父はスコルピアの中でも優秀な殺し屋で、スコルピアの指令で罪もない人を殺したという。ショックを受けるアレックスだが、さらにショックな事に父の死について辛い真実を知ることになる。
MI6を信じられなくなったアレックスは、ロスマン夫人の勧めでスコルピアの訓練所に入る事に。もちろん優秀な成績を残すアレックスだが、スコルピアのメンバーになるためには致命的な欠陥があった。アレックスは人を殺せないのだ。射撃訓練の的が人の写真になった途端に命中率がガクンと落ちたのだ。スコルピアは荒療治として、アレックスに初めての任務を与える。
アレックスが殺し屋になっちゃう?!という展開。巻を重ねるごとに暗い影を纏うアレックスだけど、今回のは極めつけだ。しかも最後の最後で驚きの巻く引き。この先どうなるのさ?次の巻で終わりらしい。
「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」
2005年7月23日 アニメ・マンガ公開初日に見に行くなんて、気合入ってるなぁ、私。
なんていうか、兄弟よ永遠に、って感じでしたね。兄弟スキーにはいいんじゃないでしょうか。
というわけで、映画版鋼です。
テレビシリーズの最終回の後のエピソードです。
扉の向こう側に行ってしまったエドとこちら側で人の姿を取り戻したアルが、再会のために頑張る内容です。
最初にマッドサイエンティストって感じの人と戦うエドと鎧アルが描かれるのですが、マッドサイエンティストの持ってる爆弾はどう見てもスチームボール。初期の爆弾てああいう形状をしてるのだろうか?戦うシーンもスチームボーイにこういうのあったなぁみたいな。
向こう側のエドは、西暦1923年のドイツにいる。第一次世界大戦の後、超インフレな経済状況でマルク紙幣の札束が紙切れ同然の価値しかなく、失業者が多くてピリピリした雰囲気。エドとアルフォンス・ハイデリヒ(向こう側のアル)は、カーニバルに向かう途中、ジプシーの女たちと相乗りする。その中に占いが得意だというノーアがいた。その後、エドはなりゆきでカーニバルの会場からノーアを連れて逃げることに。結局二人は、アルの部屋に転がり込むが、ジプシーのノーアを見る周りの目は厳しく冷たい。
こちら側のアルは、修行を終えたのか兄そっくりの服装で兄を探している。人の姿を取り戻したアルは、エドと全てを取り戻すために旅した四年間の記憶を失っており、その記憶は3年経っても戻らない。でも、アルはエドが何処かで生きていると信じて疑わない。旅の途中、立ち寄ったリオールの町で不可思議な事件に遭遇する。
さて、劇中でエドが「成長しているんだぜ」みたいな事を言うシーンがあるのですが、あんまり背が伸びたような気がしません。アルフォンス・ハイデリヒの方が背が高いです!こちら側のアルは、夢で17歳の自分とエドが一緒に暮らしているのを見るとか言うのですが、ということは、エドってば18歳?もう成長期前だからとか言えないよなぁ。ああでもよくよく考えてみると、150センチない人が170センチないぐらいになってたら、立派に成長しているのかもしれない。でっかい兄さんは兄さんらしくないし。170ないぐらいでちょうどいいかもなぁ。
結末に関しては、まぁ言わないでおくとして、ひとつだけ。
いちおうネタばれになったら嫌だから秘密日記に。
なんていうか、兄弟よ永遠に、って感じでしたね。兄弟スキーにはいいんじゃないでしょうか。
というわけで、映画版鋼です。
テレビシリーズの最終回の後のエピソードです。
扉の向こう側に行ってしまったエドとこちら側で人の姿を取り戻したアルが、再会のために頑張る内容です。
最初にマッドサイエンティストって感じの人と戦うエドと鎧アルが描かれるのですが、マッドサイエンティストの持ってる爆弾はどう見てもスチームボール。初期の爆弾てああいう形状をしてるのだろうか?戦うシーンもスチームボーイにこういうのあったなぁみたいな。
向こう側のエドは、西暦1923年のドイツにいる。第一次世界大戦の後、超インフレな経済状況でマルク紙幣の札束が紙切れ同然の価値しかなく、失業者が多くてピリピリした雰囲気。エドとアルフォンス・ハイデリヒ(向こう側のアル)は、カーニバルに向かう途中、ジプシーの女たちと相乗りする。その中に占いが得意だというノーアがいた。その後、エドはなりゆきでカーニバルの会場からノーアを連れて逃げることに。結局二人は、アルの部屋に転がり込むが、ジプシーのノーアを見る周りの目は厳しく冷たい。
こちら側のアルは、修行を終えたのか兄そっくりの服装で兄を探している。人の姿を取り戻したアルは、エドと全てを取り戻すために旅した四年間の記憶を失っており、その記憶は3年経っても戻らない。でも、アルはエドが何処かで生きていると信じて疑わない。旅の途中、立ち寄ったリオールの町で不可思議な事件に遭遇する。
さて、劇中でエドが「成長しているんだぜ」みたいな事を言うシーンがあるのですが、あんまり背が伸びたような気がしません。アルフォンス・ハイデリヒの方が背が高いです!こちら側のアルは、夢で17歳の自分とエドが一緒に暮らしているのを見るとか言うのですが、ということは、エドってば18歳?もう成長期前だからとか言えないよなぁ。ああでもよくよく考えてみると、150センチない人が170センチないぐらいになってたら、立派に成長しているのかもしれない。でっかい兄さんは兄さんらしくないし。170ないぐらいでちょうどいいかもなぁ。
結末に関しては、まぁ言わないでおくとして、ひとつだけ。
いちおうネタばれになったら嫌だから秘密日記に。
「しずるさんと偏屈な死者たち」(上遠野浩平)
2005年7月21日 読書ブギーポップの作者さんによるミステリー。
山中の病院に入院するしずるさんが、ベッドから一歩も動かないのに不思議な事件を次々と解決していく物語。
語り手のよーちゃんは、しずるさんをお見舞いに行くときには彼女の喜びそうな事件の資料を用意している。よーちゃん自身は凄惨な事件の話は好きじゃないけれど、治る見込みがなくずっと入院しつづけているしずるさんが少しでも興味をもてばと思ってのことなのだ。
短篇形式で、間に書き下ろしでチクタの話がはいってます。チクタの話はなんか可愛らしい。よーちゃんが昔大事にしていたハリネズミの人形を題材に、二人で物語をつくっていくのだ。チクタはつぎはどうしたのかしら?とか海に向かったのかもしれないわとか、そんな感じ。普段の話題が殺伐としている分、そういう会話は少女らしくて微笑ましい。
事件自体はありえないような状況のものばかり。からかさおばけのような死体だとか、密室から忽然と消えた犬の話とか、大量の血液を残して消えたマジシャンの話とか。不思議な事件も彼女の手にかかれば鮮やかな答えが得られます。
しずるさんの入院する病院はしずるさん以外に患者はいないんじゃないかと思えるほど静かで、彼女の病気もよくわからないので先が気になるのですが、語り手のよーちゃんもなんか謎。彼女のお家はどうやら警察関係に強いみたいで、なにものなのかなぁと気になる。
「シュプルのおはなし2」(雨宮諒)
ほのぼの短篇第2弾。
シュプルは体が弱くお母さんが働いている間はおじいちゃんの家に預けられる。その時間におじいちゃんの宝箱に詰まったさまざまなものから豊かな想像力でお話を紡いでいくシュプル。聞き手はシュプルのおじいちゃんと友達のアロワ。
お話の登場人物は、いつもシュプルとムルカ。ムルカは、シュプルの好きな冒険物語の主人公。お話の中のシュプルはさまざまな人物になる。2巻では、花火師見習いになったり、海賊になったり、人形師の弟子になったりする。ムルカは友人だったり師匠だったり上司だったり、いろいろ立場が変わるけど、シュプルと仲が良い事には変わらない。で、最後にはおじいちゃんから宝物にまつわる真実が語られたりする。これが平凡で、でもいい思い出なのです。
「ダヤンとハロウィーンの戦い」(池田あきこ)
長編ファンタジー第5弾。
過去のタシルにつかの間の平和が訪れるが、動物たちは次の戦いに備えて準備をはじめる。いずれ攻めてくるであろうニンゲンに備えて鍛錬したり、罠や武器を開発したり皆で頑張っていた。そんな中、海にニンゲンが流れ着く。東の国からやってきた彼らは職人で、仕事を求めて港から港へ旅をする一団だという。嵐に見舞われて一握りの乗組員しか助からず、タシルまで流されてきたらしい。最初は敵かもしれないと警戒したダヤンたちですが、遭難しただけらしいとわかるとニンゲンたちを国に迎え入れます。
どんどんお話が緊迫してきました。いよいよ戦いのはじまりです。そんな中、大魔女セが恋に落ちるのですが、思いが通じ合った直後の二人の様子がなんとも。らぶらぶとかそういうのじゃすまないぐらい。まさに人生の春という様子。それだけに後半の展開が辛いなぁ。
「攻殻機動隊 虚夢回路」(藤咲淳一)
DVDだけじゃ物足りなくなってノベルも読む。
ファーストシリーズにあったお話のひとつをノベライズしたもののよう。だから新鮮味がなかった。けど、見たのは大分前だったから面白く読めた。小説だと情報量が増えるから、電脳社会の背景とか細かく描かれていてわかりやすいし。というよか、小説一冊分になる内容を30分でやっているというのがすごいのかもしれない。台詞とかめちゃくちゃ多いし、専門用語みたいなのもあるし大変そう。
「ある朝、目を覚ましたらボクはテロリストだった」という「目覚しテロリスト」による事件を追う公安9課。犯人はいずれも十代の少年で、手製の爆弾で自爆したり、人質立て篭もり事件を起こしたりしていた。少年たちにはなんのつながりもなく、事件後少年たちの身辺を調べてもテロ行為に走らせた原因が見つからず、事件を起こした少年が生きた状態で確保されても、少年の記憶が断片的で犯行を行った事すら覚えていなかった。
電脳とかの部分は今はありえない話だけど、自爆テロとか銃を持って立て篭もりなどの部分は、ニュースでよく見聞きする事柄で、なんかありそうな話だなぁと思った。銃とかはそうそう手に入らないだろうけど、爆弾を作ったりはネットで調べたらできそうだし。あながちお話の中だけの話ってわけでもない。怖い世の中になりました。やはりこの世でいちばん怖いのは、幽霊とか宇宙人とかじゃなく、人間なんだなぁ。
不満があるとしたらイラストかなぁ。どうせならもっと恰好良い少佐がいい。ずいぶんと可愛らしい。
山中の病院に入院するしずるさんが、ベッドから一歩も動かないのに不思議な事件を次々と解決していく物語。
語り手のよーちゃんは、しずるさんをお見舞いに行くときには彼女の喜びそうな事件の資料を用意している。よーちゃん自身は凄惨な事件の話は好きじゃないけれど、治る見込みがなくずっと入院しつづけているしずるさんが少しでも興味をもてばと思ってのことなのだ。
短篇形式で、間に書き下ろしでチクタの話がはいってます。チクタの話はなんか可愛らしい。よーちゃんが昔大事にしていたハリネズミの人形を題材に、二人で物語をつくっていくのだ。チクタはつぎはどうしたのかしら?とか海に向かったのかもしれないわとか、そんな感じ。普段の話題が殺伐としている分、そういう会話は少女らしくて微笑ましい。
事件自体はありえないような状況のものばかり。からかさおばけのような死体だとか、密室から忽然と消えた犬の話とか、大量の血液を残して消えたマジシャンの話とか。不思議な事件も彼女の手にかかれば鮮やかな答えが得られます。
しずるさんの入院する病院はしずるさん以外に患者はいないんじゃないかと思えるほど静かで、彼女の病気もよくわからないので先が気になるのですが、語り手のよーちゃんもなんか謎。彼女のお家はどうやら警察関係に強いみたいで、なにものなのかなぁと気になる。
「シュプルのおはなし2」(雨宮諒)
ほのぼの短篇第2弾。
シュプルは体が弱くお母さんが働いている間はおじいちゃんの家に預けられる。その時間におじいちゃんの宝箱に詰まったさまざまなものから豊かな想像力でお話を紡いでいくシュプル。聞き手はシュプルのおじいちゃんと友達のアロワ。
お話の登場人物は、いつもシュプルとムルカ。ムルカは、シュプルの好きな冒険物語の主人公。お話の中のシュプルはさまざまな人物になる。2巻では、花火師見習いになったり、海賊になったり、人形師の弟子になったりする。ムルカは友人だったり師匠だったり上司だったり、いろいろ立場が変わるけど、シュプルと仲が良い事には変わらない。で、最後にはおじいちゃんから宝物にまつわる真実が語られたりする。これが平凡で、でもいい思い出なのです。
「ダヤンとハロウィーンの戦い」(池田あきこ)
長編ファンタジー第5弾。
過去のタシルにつかの間の平和が訪れるが、動物たちは次の戦いに備えて準備をはじめる。いずれ攻めてくるであろうニンゲンに備えて鍛錬したり、罠や武器を開発したり皆で頑張っていた。そんな中、海にニンゲンが流れ着く。東の国からやってきた彼らは職人で、仕事を求めて港から港へ旅をする一団だという。嵐に見舞われて一握りの乗組員しか助からず、タシルまで流されてきたらしい。最初は敵かもしれないと警戒したダヤンたちですが、遭難しただけらしいとわかるとニンゲンたちを国に迎え入れます。
どんどんお話が緊迫してきました。いよいよ戦いのはじまりです。そんな中、大魔女セが恋に落ちるのですが、思いが通じ合った直後の二人の様子がなんとも。らぶらぶとかそういうのじゃすまないぐらい。まさに人生の春という様子。それだけに後半の展開が辛いなぁ。
「攻殻機動隊 虚夢回路」(藤咲淳一)
DVDだけじゃ物足りなくなってノベルも読む。
ファーストシリーズにあったお話のひとつをノベライズしたもののよう。だから新鮮味がなかった。けど、見たのは大分前だったから面白く読めた。小説だと情報量が増えるから、電脳社会の背景とか細かく描かれていてわかりやすいし。というよか、小説一冊分になる内容を30分でやっているというのがすごいのかもしれない。台詞とかめちゃくちゃ多いし、専門用語みたいなのもあるし大変そう。
「ある朝、目を覚ましたらボクはテロリストだった」という「目覚しテロリスト」による事件を追う公安9課。犯人はいずれも十代の少年で、手製の爆弾で自爆したり、人質立て篭もり事件を起こしたりしていた。少年たちにはなんのつながりもなく、事件後少年たちの身辺を調べてもテロ行為に走らせた原因が見つからず、事件を起こした少年が生きた状態で確保されても、少年の記憶が断片的で犯行を行った事すら覚えていなかった。
電脳とかの部分は今はありえない話だけど、自爆テロとか銃を持って立て篭もりなどの部分は、ニュースでよく見聞きする事柄で、なんかありそうな話だなぁと思った。銃とかはそうそう手に入らないだろうけど、爆弾を作ったりはネットで調べたらできそうだし。あながちお話の中だけの話ってわけでもない。怖い世の中になりました。やはりこの世でいちばん怖いのは、幽霊とか宇宙人とかじゃなく、人間なんだなぁ。
不満があるとしたらイラストかなぁ。どうせならもっと恰好良い少佐がいい。ずいぶんと可愛らしい。
ひさしぶりすぎて・・
2005年7月19日 読書かなり記憶が曖昧に。いかんなぁ。
とりあえず何読んだか思い出してみます。
「シュプルのおはなし」(雨宮諒)
「ポストガール」(増子二郎)
「パラサイトムーン?、?」(渡瀬草一郎)
「ヴァーチャル・ビースト」(藤木稟)
「アンダー・ヘブンズふぁみりぃ」(有里紅良)
「夢魔の棲まう処」(藤木稟)
「運命は剣を差し出す3」(駒崎優)
「左手をつないで」(高里椎奈)
「虚空の王者」(高里椎奈)
こんなものかなぁ。
感想もずこし。
「シュプルのおはなし」は、幼いシュプルがおじいちゃんの宝箱に入っているさまざまなものを題材に、こんなおはなしがあったんじゃない?と豊かな想像力でおはなしを語る物語。短篇形式。非常にほのぼの。疲れたときにはこういうのがいい。
「ポストガール」は、大きな戦争が起こり人口が激減したので、郵便配達をメルクリウスという人そっくりの機械が行っている世界のお話。これも短篇形式。手紙を運ぶメルクリウスの少女シルキーは、手紙の受取人の人々とやり取りをするうちに人の心のようなものを獲得する。人になりたいわけではないのに、人に限りなく近づくよう造られたメルクリウスのシルキー。「人になりたくない機械」というのが新鮮。機械が出てきたら大概「人になりたい」と望む事が多いような気がするので。
「パラサイトムーン?、?」?は、?の続きかと思えば違ってて、全然違う女の子が主人公で驚いた。「キャラバン」の内部状況がわかるお話。迷宮神群の影響を受けた人々が、社会から身を守るために身を寄せ合ってつくった組織である「キャラバン」は、年月と共に大きく肥大し、その内部は複雑化していた。神群狩りを積極的に行う過激派、神群と共に生きる道を望む穏健派、どっちでもない派などなど。?は、主人公が?の人に戻る。希崎心弥の真の能力が明らかに。その能力を狙われて事件が起きます。流石に絵も見慣れました。好きになれたわけじゃないけど。可愛い女の子ばっかじゃなく、おっさんとか怪物とかも描いたらいいのに。
「運命は剣を差し出す3」
一部完。バンダル=アード・ケナードシリーズはまだ続くらしい。嬉しいな。医者の首や隊長の首に賞金がかかったりして、いろいろ大変な事態になっててますが、えいやぁっと解決してます。しかし相変わらず男(おっさん?)祭な小説です。そこも素敵なんですけどね。私も一応女性なので、可愛い女の子ばっかりよりは好きだし。
「虚空の王者」
うんやっぱこちらのシリーズのほうが好きだな。もっと書いて欲しい。攫われたソルド八世王を追ってパラクレスに潜入したフェンたちは、そこで歴史の真実に触れる事になる。真実は時に痛みを伴う事がある。その痛みはフェンを悩ませる。どうすればいちばんいいのか、今回何度も悩む事になる。
とりあえず何読んだか思い出してみます。
「シュプルのおはなし」(雨宮諒)
「ポストガール」(増子二郎)
「パラサイトムーン?、?」(渡瀬草一郎)
「ヴァーチャル・ビースト」(藤木稟)
「アンダー・ヘブンズふぁみりぃ」(有里紅良)
「夢魔の棲まう処」(藤木稟)
「運命は剣を差し出す3」(駒崎優)
「左手をつないで」(高里椎奈)
「虚空の王者」(高里椎奈)
こんなものかなぁ。
感想もずこし。
「シュプルのおはなし」は、幼いシュプルがおじいちゃんの宝箱に入っているさまざまなものを題材に、こんなおはなしがあったんじゃない?と豊かな想像力でおはなしを語る物語。短篇形式。非常にほのぼの。疲れたときにはこういうのがいい。
「ポストガール」は、大きな戦争が起こり人口が激減したので、郵便配達をメルクリウスという人そっくりの機械が行っている世界のお話。これも短篇形式。手紙を運ぶメルクリウスの少女シルキーは、手紙の受取人の人々とやり取りをするうちに人の心のようなものを獲得する。人になりたいわけではないのに、人に限りなく近づくよう造られたメルクリウスのシルキー。「人になりたくない機械」というのが新鮮。機械が出てきたら大概「人になりたい」と望む事が多いような気がするので。
「パラサイトムーン?、?」?は、?の続きかと思えば違ってて、全然違う女の子が主人公で驚いた。「キャラバン」の内部状況がわかるお話。迷宮神群の影響を受けた人々が、社会から身を守るために身を寄せ合ってつくった組織である「キャラバン」は、年月と共に大きく肥大し、その内部は複雑化していた。神群狩りを積極的に行う過激派、神群と共に生きる道を望む穏健派、どっちでもない派などなど。?は、主人公が?の人に戻る。希崎心弥の真の能力が明らかに。その能力を狙われて事件が起きます。流石に絵も見慣れました。好きになれたわけじゃないけど。可愛い女の子ばっかじゃなく、おっさんとか怪物とかも描いたらいいのに。
「運命は剣を差し出す3」
一部完。バンダル=アード・ケナードシリーズはまだ続くらしい。嬉しいな。医者の首や隊長の首に賞金がかかったりして、いろいろ大変な事態になっててますが、えいやぁっと解決してます。しかし相変わらず男(おっさん?)祭な小説です。そこも素敵なんですけどね。私も一応女性なので、可愛い女の子ばっかりよりは好きだし。
「虚空の王者」
うんやっぱこちらのシリーズのほうが好きだな。もっと書いて欲しい。攫われたソルド八世王を追ってパラクレスに潜入したフェンたちは、そこで歴史の真実に触れる事になる。真実は時に痛みを伴う事がある。その痛みはフェンを悩ませる。どうすればいちばんいいのか、今回何度も悩む事になる。
早速見てきました。
いやぁ、長いなぁと思ってみてたのですが、二時間ほどしかないんですね。意外。キャストについては、あまり感想がないなぁ。特に嫌というわけでもない。特にこういうひとがいいとかなく、頭の中でのイメージは二次元だったので、違和感が起こりようがないというか。あ、でも木場修は嫌かも。なんかああいうタイプは想像してなかった。もっとごつくていかつくて渋くてクールなのがいい。
欲を言えば、榎さんも阿部さんでかまわないから、も少し色白茶髪なビスクドールを目指してほしいなぁ。
ひっくり返された感というか、どんでん返し感というか、そんなようなものはあまり感じず残念。既に原作読んでいるのだから仕方ないかもですが。
京極堂の憑物落としのときの衣装が、紫なのが嫌。真っ黒がよかった。黒だと演出が上手くいかないからか?
スポットライトを使った演出がなんか不思議。あれは、時代がかった感を出そうとした演出なのか?なんか古臭い。設定が昭和20年代だからかな?
千鶴子さんが、なんか、落ち着きすぎというか年増?雪江さんが若すぎ?勝手に二人は同年輩だと思い込んでたので、意外な感じ。あの千鶴子さんだと、京極堂は確実に尻に敷かれてそうだな。
少し前によく見たミュージカルバトン。まさか回ってくるはずないやとタカをくくってたら回ってきてた。それも随分前に。驚いたのなんのって、あなた。ま、答えてみますか。でも回しません。
・Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
ありません。
使い方も知らない。
・Song playing right now (今聞いている曲)
今現在という意味なら何も聞いてないなぁ。今聞こえるのは虫の音と扇風機のまわる音。
・The last CD I bought (最後に買ったCD)
攻殻機動隊OST2とSUPERCARのHIGHVISION
・Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
あんまり聞かないからなぁ。うーんと。
MOON ON THE WATER(BECK)
BECKの曲はどれも好きなんだけど、これかなぁ。slipoutも捨てがたい。
鉱石ラジオ(新居昭乃)
この曲で昭乃さんにやられました。綺麗で懐かしい感じ。
REMEMBER16(FireBomber)
青春の一曲(笑)いや、まじで。燃えましたよ。
STORYWRITER(SUPERCAR)
エウレカセブンの挿入歌として使われてたのを聞いてアルバム購入。大人でよかった。ものすごい胸に響いた。
rise(ORIGA)
攻殻機動隊SAC2ndGIGの主題歌。恰好いいんですよー。
・Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す5人)
まわしません。
以上。
うーん、こうして自分と音楽について考えるのもいいものですね。新たな発見があるというか、確認ができるというか。
まわしてくれた凌霧流伊嬢に感謝です。
いやぁ、長いなぁと思ってみてたのですが、二時間ほどしかないんですね。意外。キャストについては、あまり感想がないなぁ。特に嫌というわけでもない。特にこういうひとがいいとかなく、頭の中でのイメージは二次元だったので、違和感が起こりようがないというか。あ、でも木場修は嫌かも。なんかああいうタイプは想像してなかった。もっとごつくていかつくて渋くてクールなのがいい。
欲を言えば、榎さんも阿部さんでかまわないから、も少し色白茶髪なビスクドールを目指してほしいなぁ。
ひっくり返された感というか、どんでん返し感というか、そんなようなものはあまり感じず残念。既に原作読んでいるのだから仕方ないかもですが。
京極堂の憑物落としのときの衣装が、紫なのが嫌。真っ黒がよかった。黒だと演出が上手くいかないからか?
スポットライトを使った演出がなんか不思議。あれは、時代がかった感を出そうとした演出なのか?なんか古臭い。設定が昭和20年代だからかな?
千鶴子さんが、なんか、落ち着きすぎというか年増?雪江さんが若すぎ?勝手に二人は同年輩だと思い込んでたので、意外な感じ。あの千鶴子さんだと、京極堂は確実に尻に敷かれてそうだな。
少し前によく見たミュージカルバトン。まさか回ってくるはずないやとタカをくくってたら回ってきてた。それも随分前に。驚いたのなんのって、あなた。ま、答えてみますか。でも回しません。
・Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
ありません。
使い方も知らない。
・Song playing right now (今聞いている曲)
今現在という意味なら何も聞いてないなぁ。今聞こえるのは虫の音と扇風機のまわる音。
・The last CD I bought (最後に買ったCD)
攻殻機動隊OST2とSUPERCARのHIGHVISION
・Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
あんまり聞かないからなぁ。うーんと。
MOON ON THE WATER(BECK)
BECKの曲はどれも好きなんだけど、これかなぁ。slipoutも捨てがたい。
鉱石ラジオ(新居昭乃)
この曲で昭乃さんにやられました。綺麗で懐かしい感じ。
REMEMBER16(FireBomber)
青春の一曲(笑)いや、まじで。燃えましたよ。
STORYWRITER(SUPERCAR)
エウレカセブンの挿入歌として使われてたのを聞いてアルバム購入。大人でよかった。ものすごい胸に響いた。
rise(ORIGA)
攻殻機動隊SAC2ndGIGの主題歌。恰好いいんですよー。
・Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す5人)
まわしません。
以上。
うーん、こうして自分と音楽について考えるのもいいものですね。新たな発見があるというか、確認ができるというか。
まわしてくれた凌霧流伊嬢に感謝です。
「私が望んだ私の世界」(鏡貴也)
2005年7月11日 読書これで終わり!?マジで?みたいな終わり方。
あとがき読んでると、もう少しお付き合いくださいみたいなこと書いてらしたので、安心した。
いままでの伏線や謎が明らかになっていくのですが、これがなかなか。面白いなぁ。そこまで遡るのかぁと驚いた。「絶対の法」とは一体何なのか、「神喰い」とはなんなのか、そのあたりもばっちり解説されていくみたいです。
「ダレン・シャン12 運命の息子」(ダレン・シャン)
これで終わりかー。なんかなんともいえない終わり方。これでいいのかなぁ。
あとがき読んでると、もう少しお付き合いくださいみたいなこと書いてらしたので、安心した。
いままでの伏線や謎が明らかになっていくのですが、これがなかなか。面白いなぁ。そこまで遡るのかぁと驚いた。「絶対の法」とは一体何なのか、「神喰い」とはなんなのか、そのあたりもばっちり解説されていくみたいです。
「ダレン・シャン12 運命の息子」(ダレン・シャン)
これで終わりかー。なんかなんともいえない終わり方。これでいいのかなぁ。
「蒼路の旅人」(上橋菜穂子)
2005年7月4日 読書チャグムのお話第2弾。
前に「虚空の旅人」を読んだ時は、守り人シリーズの外伝みたいな位置付けだと思ってたので、続きが出てびっくりした。しかも、まだまだ続くらしい。
新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、宮で働く若い世代にを中心に支持を集める15歳の少年。父である帝や第二皇子を支持する派閥からは疎まれている。彼は幼いころに、水の精霊に関する事件で女用心棒のバルサと出会い、強い影響を受けた。今回のお話では帝の不興を買い、罠とわかっている船旅に出ることになる。
新ヨゴ皇国は北の大陸の南端にある国で、海に面している。近頃南の大陸では、タルシュ帝国が台頭してきて、周辺の国を侵略して領土を広げている。南大陸の北側を支配下に置いたタルシュは、次に北大陸との間にある島々を治めるサンガル王国に攻撃を仕掛ける。サンガルが落ちれば、次は北大陸の新ヨゴ皇国だ。嵐が近づいてきていた。
「精霊の守り人」のときのチャグムはまだまだ幼い子どもだったのに、随分成長したなぁと感激。彼は元々は第二皇子で、皇太子だった兄が病死したために皇太子になったという経緯がある。人が暮らす世界サグには、精霊が暮らす世界ナユグが重なるように存在しており、干渉しあっている。チャグムは水の精霊と関わりをもってから、時折ナユグに触れるようになる。心地よい清冽な水の香り。ナユグに行ってしまいたい気持ちを抑えて、皇太子として生きるチャグム。民が幸せに暮らせるよりよい国づくりを志すが、新しい考え方や方法に拒否反応を示す帝と古い家臣たち。若いチャグムは憤りを感じるが、彼を支持してくれるシュガたち、想ってくれている母や妹のことを考え、いらだつ気持ちを鎮めてきた。
帝とか第二皇子を推す陸軍大将がむかつくー。なんて頑固でいけずなんだろう。頭固いぞばかー。でも、窮屈な宮を飛び出せたことは、チャグムにとって幸運だったかもしれない。二度と帰れない旅だったとしても。
前に「虚空の旅人」を読んだ時は、守り人シリーズの外伝みたいな位置付けだと思ってたので、続きが出てびっくりした。しかも、まだまだ続くらしい。
新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、宮で働く若い世代にを中心に支持を集める15歳の少年。父である帝や第二皇子を支持する派閥からは疎まれている。彼は幼いころに、水の精霊に関する事件で女用心棒のバルサと出会い、強い影響を受けた。今回のお話では帝の不興を買い、罠とわかっている船旅に出ることになる。
新ヨゴ皇国は北の大陸の南端にある国で、海に面している。近頃南の大陸では、タルシュ帝国が台頭してきて、周辺の国を侵略して領土を広げている。南大陸の北側を支配下に置いたタルシュは、次に北大陸との間にある島々を治めるサンガル王国に攻撃を仕掛ける。サンガルが落ちれば、次は北大陸の新ヨゴ皇国だ。嵐が近づいてきていた。
「精霊の守り人」のときのチャグムはまだまだ幼い子どもだったのに、随分成長したなぁと感激。彼は元々は第二皇子で、皇太子だった兄が病死したために皇太子になったという経緯がある。人が暮らす世界サグには、精霊が暮らす世界ナユグが重なるように存在しており、干渉しあっている。チャグムは水の精霊と関わりをもってから、時折ナユグに触れるようになる。心地よい清冽な水の香り。ナユグに行ってしまいたい気持ちを抑えて、皇太子として生きるチャグム。民が幸せに暮らせるよりよい国づくりを志すが、新しい考え方や方法に拒否反応を示す帝と古い家臣たち。若いチャグムは憤りを感じるが、彼を支持してくれるシュガたち、想ってくれている母や妹のことを考え、いらだつ気持ちを鎮めてきた。
帝とか第二皇子を推す陸軍大将がむかつくー。なんて頑固でいけずなんだろう。頭固いぞばかー。でも、窮屈な宮を飛び出せたことは、チャグムにとって幸運だったかもしれない。二度と帰れない旅だったとしても。
「シャンク!!ザ・レイトストーリーVOL.2」(秋田禎信)
2005年7月3日 読書魔法が禁忌の時代に、魔法使いから魔法を盗み出すことを生業とする秘儀盗賊のお話。
2巻が折り返し地点らしい。シャンクが秘儀盗賊している理由が明らかに!あとは、喋る猫?ブリアンの秘密が気になる。
秋田さんお得意の、巻き込まれ体質の主人公とはた迷惑な脇役がいっぱいというコメディタッチな内容です。短篇のオーフェンに比べると、シャンクがやたら貧乏で心が荒んでないだけマシかもしれない。
パートナー同士らしいシャンクとブリアンは、それぞれ秘密を抱えている。シャンクは、元々秘儀盗賊をしていたわけでなく、ある人のために不死を求める剣士らしい。見たものは全て殺さなければならないとかいう秘伝の剣術の使い手なので、仲間の前では決して剣を抜く事がない。普段はスプリングガンを愛用。一度に2発しか撃てないのが難点。
ブリアンは黒い猫の姿をしているが、本当は不死を求める魔法に失敗して呪われた結果、猫の姿になっちゃったとかいう魔法使い。猫の姿のときはたいした魔法は使えない。でも、心から愛するものにさえ見られなければ、一時だけ元の姿に戻ってすごい魔法が使える。元の姿はけっこう驚き。なんでこうなったのかとか、二人の出会いとか読んでみたい。
もう一人メインキャラで、スプレッドムーンと呼ばれる純粋な魔力結晶が少女の姿をとったもの。魔法使いに記憶を抜かれたために記憶喪失で、自分の名前もわからない。愛称どむーん。魔力結晶だからか、言葉がおかしい。文法めためた。その行動は突拍子がなく、予測不可能。
「D・Gray-man1」
ノベルス。サブタイトルは、旅立ちの聖職者。
3つのお話が入ってる。アレンが黒の教団に辿りつく前の話と神田が登場する前に関わった事件の話、バク・チャンと黒の教団本部の面々の話。最後のバク・チャンがよくわからない。出てたっけこんな人?覚えてないなー。見た目はなんかアジア系?うむむ。
マンガのノベルスなので、イラストが多めで嬉しいなー。2枚ある神田の挿絵がどっちも血塗れ。任務の度にこれじゃあ、洗うの大変そう。団服って洗濯難しそうだし。もしかして、洗わなくても新しいのが支給されるのかなー。あれはエクソシスト毎にデザインとかあるみたいだから、毎回新しいの支給してたら経費がかさんで仕方なさそうだなー。
小説で千年伯爵を表現するのって、難しそう。ハートマークがいっぱいです。
2巻が折り返し地点らしい。シャンクが秘儀盗賊している理由が明らかに!あとは、喋る猫?ブリアンの秘密が気になる。
秋田さんお得意の、巻き込まれ体質の主人公とはた迷惑な脇役がいっぱいというコメディタッチな内容です。短篇のオーフェンに比べると、シャンクがやたら貧乏で心が荒んでないだけマシかもしれない。
パートナー同士らしいシャンクとブリアンは、それぞれ秘密を抱えている。シャンクは、元々秘儀盗賊をしていたわけでなく、ある人のために不死を求める剣士らしい。見たものは全て殺さなければならないとかいう秘伝の剣術の使い手なので、仲間の前では決して剣を抜く事がない。普段はスプリングガンを愛用。一度に2発しか撃てないのが難点。
ブリアンは黒い猫の姿をしているが、本当は不死を求める魔法に失敗して呪われた結果、猫の姿になっちゃったとかいう魔法使い。猫の姿のときはたいした魔法は使えない。でも、心から愛するものにさえ見られなければ、一時だけ元の姿に戻ってすごい魔法が使える。元の姿はけっこう驚き。なんでこうなったのかとか、二人の出会いとか読んでみたい。
もう一人メインキャラで、スプレッドムーンと呼ばれる純粋な魔力結晶が少女の姿をとったもの。魔法使いに記憶を抜かれたために記憶喪失で、自分の名前もわからない。愛称どむーん。魔力結晶だからか、言葉がおかしい。文法めためた。その行動は突拍子がなく、予測不可能。
「D・Gray-man1」
ノベルス。サブタイトルは、旅立ちの聖職者。
3つのお話が入ってる。アレンが黒の教団に辿りつく前の話と神田が登場する前に関わった事件の話、バク・チャンと黒の教団本部の面々の話。最後のバク・チャンがよくわからない。出てたっけこんな人?覚えてないなー。見た目はなんかアジア系?うむむ。
マンガのノベルスなので、イラストが多めで嬉しいなー。2枚ある神田の挿絵がどっちも血塗れ。任務の度にこれじゃあ、洗うの大変そう。団服って洗濯難しそうだし。もしかして、洗わなくても新しいのが支給されるのかなー。あれはエクソシスト毎にデザインとかあるみたいだから、毎回新しいの支給してたら経費がかさんで仕方なさそうだなー。
小説で千年伯爵を表現するのって、難しそう。ハートマークがいっぱいです。