「図書館を使い倒す!」(千野信浩)
利用者視点の図書館活用術が書かれてます。
調べたい内容で図書館を使い分けるとか、利用方法とか、どんな図書館があるのかとか、けっこう勉強になりました。でも、本の中に出てくるような小難しい事はあんまり調べる事はないだろうなぁ。

「影との戦い」(ル=グウィン)
ジブリのゲド戦記見る前に読もうと思ったんですけど、ゲドが若い。予告のゲドは中年というか壮年だったのになぁ。王子も出てこないし。別のおはなしっぽい。次も読まなくちゃ。

「78」(吉田篤弘)
時と場所を変えながら一見よく似たお話が連なっていく様子が、くるくるまわるレコードのようです。後から読み返すと、意外なところで繋がってたりして興味深い。

「福音の少年」(あさのあつこ)
タイトルや表紙から受ける、明るくて柔らかい印象とは随分違った内容でした。正直吃驚。暗いよ。でも、どう終わるのかなぁと引っ張られる面白さでした。

「ジーヴズの事件簿」(P.G.ウッドハウス)
20世紀初頭のイギリスを舞台に、情けない若い主人バーティーが巻き込まれるゴタゴタを、手際良く解決する頭の切れる優秀な執事ジーヴズのお話。バーティーとジーヴズってのび太とドラえもんのようだけど、ジーヴズは主人に対してかなり手厳しい。紳士に相応しくないモノを身につけると、バーティーのお世話をしつつも冷たいし、手助けも控えようとする。バーティーはバーティーで主人の威厳を保とうと抵抗するんだけど、いつも失敗してるなぁ。
恋多き男バーティーの幼馴染ビンゴや、甥にどこまでも厳しく理不尽な伯母さんなど脇もがっちり固められてて面白い。

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