「空ノ鐘の響く星で??」(渡瀬草一郎)
2005年6月1日 読書前のお話で内乱も終結して、どうなるのかなぁと思ってたら、まさかウルクの身にあんな事が起こるなんて・・・。イリスとカシナートをボコボコにしてやりたい!と、ムカムカしながら読んでました。
ウルクが失踪したという知らせを聞いた時のフェリオの驚きようは、正直、予想以上でした。そこまでの想いをウルクに感じてたのかとびっくりした。でも、なーんかその後の様子を読んでいると、やっぱり色恋って感じがあんまりしない。二人の間柄を言葉にすると、やはり親友という表現がしっくりくる。まだまだリセリナを交えての三人の関係がどうなるのかわからないなぁ。
ウルクがすっごい大変な事になってるけど、ついにリセリナと彼女を追ってきた来訪者の一部が衝突して、こちらも大変な事になってます。久々に”昇華”状態になってしまったりして、ピンチな感じです。
アルセイフ国内にある大地の御柱を奉っているフォルナム神殿は、御柱信仰の中心ウィータ神殿からやってきたカシナート司教と武装した多数の神殿騎士に制圧され、シャジールの民のコウ司教が軟禁され、神師レミギウスも病床にあって、豊かであったが故に平和に慣れていた神官たちは動きがとれない、と八方塞がりな状態。
ウィータ神殿のあるジラーハは、西方の大国ラトロアの脅威に怯えており、これに対抗するために肥沃な土地をもつアルセイフを土地の貧しいタートムの属国にして、隣国タートムの強化に努めたいという気持ちがある。カシナート司教の動きにはこのことが背景にあるんだけど、フェリオがもちかける取引が政治的で興味深い。
新たな人物の登場で謎の国ラトロアの状況が見えてきたり、来訪者の一人が向こう側とこちら側の関係について推論を述べたり、気になる情報が小出しにされてて、次の展開が楽しみなところです。
それにしても、渡瀬さんの書く文章は読みやすい。
ウルクが失踪したという知らせを聞いた時のフェリオの驚きようは、正直、予想以上でした。そこまでの想いをウルクに感じてたのかとびっくりした。でも、なーんかその後の様子を読んでいると、やっぱり色恋って感じがあんまりしない。二人の間柄を言葉にすると、やはり親友という表現がしっくりくる。まだまだリセリナを交えての三人の関係がどうなるのかわからないなぁ。
ウルクがすっごい大変な事になってるけど、ついにリセリナと彼女を追ってきた来訪者の一部が衝突して、こちらも大変な事になってます。久々に”昇華”状態になってしまったりして、ピンチな感じです。
アルセイフ国内にある大地の御柱を奉っているフォルナム神殿は、御柱信仰の中心ウィータ神殿からやってきたカシナート司教と武装した多数の神殿騎士に制圧され、シャジールの民のコウ司教が軟禁され、神師レミギウスも病床にあって、豊かであったが故に平和に慣れていた神官たちは動きがとれない、と八方塞がりな状態。
ウィータ神殿のあるジラーハは、西方の大国ラトロアの脅威に怯えており、これに対抗するために肥沃な土地をもつアルセイフを土地の貧しいタートムの属国にして、隣国タートムの強化に努めたいという気持ちがある。カシナート司教の動きにはこのことが背景にあるんだけど、フェリオがもちかける取引が政治的で興味深い。
新たな人物の登場で謎の国ラトロアの状況が見えてきたり、来訪者の一人が向こう側とこちら側の関係について推論を述べたり、気になる情報が小出しにされてて、次の展開が楽しみなところです。
それにしても、渡瀬さんの書く文章は読みやすい。
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