今まで読んだジョーンズさんの本の中でも、かなり頭が混乱する話でした。理解するまで頭ぐるんぐるんでしたよ。

森のそばの小さな町に住む少女アンは、森の中で風変わりな男と出会う。森には不思議な力の場があり、その場をバナスという装置が生み出しているという。更に遠く離れた宇宙の彼方には全宇宙を支配するレイナー一族がいて、地球にもその手は届いているのだという。男はレイナー一族に対抗するためにヒュームを作り出す。二人は森で住みはじめ、アンがそこを訪れるたびに、森の様子は変わり、ヒュームは大きくなったり小さくなったりする。時間と場所がいったりきたりして、非常にややこしい。

わかってきたかなーと想ってくると、また新たな謎が提示されてややこしくなる。中盤であれあれあれーと混乱してくる。なんてややこしいこと考えるんだろう?


後日書き足し(眠くて眠くて途中でやめたらしい)

宇宙を支配する一族だとかアルビオン宙域とか監督官だとかヤマハ製のロボットとか、SFっぽい単語が出てくるののに、聖杯やらドラゴン、騎士に王様まで出てくるので、SFなのかファンタジーなのかどっちなんだ?!ってわからなくなる。でも、それがおかしくない状況設定が作られてるんだよねぇ。流石はジョーンズさんというところ。

病弱なアンは、学校に行けなくてベッドで過ごす事が多かった。両親は八百屋を営んでおり二人とも忙しい。そのせいか彼女は、頭の中の4人の人とお話して過ごしていた。頭の中の想像の友達とおしゃべりすることは、子どものうちにはありそうな話。けど、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのお話なんだから、もちろんそれだけの話ではないのだ。

コメント

nophoto
wケンとw
2007年8月21日9:00

読書感想文の参考にしてもらいました。めっちゃ助かってます。  マジでありがとうございました。ちなみに写してはいません。  あくまで参考ですから。またお世話になると思います。     では、お後がよろしいようで・・・