「ダレン・シャン11 闇の帝王」(ダレン・シャン)
2005年5月6日 読書ハーキャットの正体もわかった前回のお話からなんと二年も経ってます。まぁそんなこと言いはじめたら、ダレンが半ヴァンパイアになってから20年ぐらい経ってるんじゃん、て話なんですけどね。
2年経ってもまだサーカスに身を寄せてるダレンたち。なんか悠長じゃないですか?バンパニーズとの最終決戦しなくていいのかなぁ。なんかラスボス戦前で世界がどんより暗くなってるのに、レベル上げしたり、カジノで遊んだりしているプレイヤーみたいだ。
9巻で、初恋の女の子と出会った街に再び行く事になり、大人になった彼女と再会を果たして、半ヴァンパイアであるために成長していない事に悩んだりしたダヤンですが、今度は生まれ故郷の町に帰ることになります。半ヴァンパイアになったあの日から家族とは顔を合わせていないので、ダレンの気持ちはぐるぐるのぐらぐらです。あの日家を飛び出してから家族はどうなったのか、ダレンは全く知らないのですから。
久しぶりの里帰りは、平穏無事に過ぎる、わけがなくて、バンパニーズが襲ってくるし、衝撃的な事実がわかるしで、12巻で本当に終わるのか?!と心配です。毎夜ダレンが悩まされる悪夢も気になるしなぁ。ほんとうにダレンは闇の帝王になってしまうのかしら?
「探偵伯爵と僕」(森博嗣)
児童書のミステリーランドの中の一冊。豪華な執筆陣が揃っていてすごいと思う。小中学生のころには誰しも、一度は探偵ものにはまる時期があると思う。私はそのまま大人になったようなものだ。途中ファンタジーに寄り道もしたけど。そして、二つの道にまたがって歩いてる。
いってみれば、このミステリーランドを楽しんだら、講談社ノベルスにきてね、みたいな感じなのだろうか?子どもたちは楽しめるのか、感想を聞いてみたい。
装丁が豪華。図書館に入ったらケースって捨てられてしまうだろうけど、そのままつけておいてほしい。丸く穴があいてて表紙のイラストの一部が覗ける仕掛けになってる。
森さんは、なんというかこだわりがあるというか、考えが斬新というか、不思議な人格をお持ちのように思われる。この作品にもそれが出てるような気がする。
児童向けだからといって、手抜きはしないのだ。でも、難しい言葉は使わない。出てきても「僕」が説明を求める。上手くできている。作中の事件も手抜きではない。ご町内ミステリ、学園ミステリによくあるような人が死なないミステリじゃなく、きちんとした事件だ。そして、悲しい事件を通して「僕」が考えた事感じた事が描かれてる。
蚊だったりゴキブリだったり、虫は殺せるけど、同じように猫や犬は殺せない。どうしてだ?どちらも生きていることには変わらないのに。
そんな問いに鮮やかに伯爵は答えてくれる。すとんと胸の中に収まる素晴らしい答えだと思う。触れ合うことは、命の大切さを学ぶ重要な要因だと教えてくれる。
2年経ってもまだサーカスに身を寄せてるダレンたち。なんか悠長じゃないですか?バンパニーズとの最終決戦しなくていいのかなぁ。なんかラスボス戦前で世界がどんより暗くなってるのに、レベル上げしたり、カジノで遊んだりしているプレイヤーみたいだ。
9巻で、初恋の女の子と出会った街に再び行く事になり、大人になった彼女と再会を果たして、半ヴァンパイアであるために成長していない事に悩んだりしたダヤンですが、今度は生まれ故郷の町に帰ることになります。半ヴァンパイアになったあの日から家族とは顔を合わせていないので、ダレンの気持ちはぐるぐるのぐらぐらです。あの日家を飛び出してから家族はどうなったのか、ダレンは全く知らないのですから。
久しぶりの里帰りは、平穏無事に過ぎる、わけがなくて、バンパニーズが襲ってくるし、衝撃的な事実がわかるしで、12巻で本当に終わるのか?!と心配です。毎夜ダレンが悩まされる悪夢も気になるしなぁ。ほんとうにダレンは闇の帝王になってしまうのかしら?
「探偵伯爵と僕」(森博嗣)
児童書のミステリーランドの中の一冊。豪華な執筆陣が揃っていてすごいと思う。小中学生のころには誰しも、一度は探偵ものにはまる時期があると思う。私はそのまま大人になったようなものだ。途中ファンタジーに寄り道もしたけど。そして、二つの道にまたがって歩いてる。
いってみれば、このミステリーランドを楽しんだら、講談社ノベルスにきてね、みたいな感じなのだろうか?子どもたちは楽しめるのか、感想を聞いてみたい。
装丁が豪華。図書館に入ったらケースって捨てられてしまうだろうけど、そのままつけておいてほしい。丸く穴があいてて表紙のイラストの一部が覗ける仕掛けになってる。
森さんは、なんというかこだわりがあるというか、考えが斬新というか、不思議な人格をお持ちのように思われる。この作品にもそれが出てるような気がする。
児童向けだからといって、手抜きはしないのだ。でも、難しい言葉は使わない。出てきても「僕」が説明を求める。上手くできている。作中の事件も手抜きではない。ご町内ミステリ、学園ミステリによくあるような人が死なないミステリじゃなく、きちんとした事件だ。そして、悲しい事件を通して「僕」が考えた事感じた事が描かれてる。
蚊だったりゴキブリだったり、虫は殺せるけど、同じように猫や犬は殺せない。どうしてだ?どちらも生きていることには変わらないのに。
そんな問いに鮮やかに伯爵は答えてくれる。すとんと胸の中に収まる素晴らしい答えだと思う。触れ合うことは、命の大切さを学ぶ重要な要因だと教えてくれる。
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