お馴染みになった登場人物が微妙につながった短編集。

やはり不思議な場所を書かせたら絶品です。
ロング・スリーヴスに住みたいです。海と空と畑しかない場所で本を読んで暮らせたらいいなぁ。パスパルトゥみたいな雑貨屋がいたらとりあえず衣と食には困らないだろうし。

クロークルームの短編もステキだった。本屋の親父がナイス。髭を剃った方がいいな、マスト・ビー。無言で、あるいは人と顔を合わせなくてもお買い物ができてしまう現代、馴染みの客というのは憧れです。

タイトルの裏にちょこっとあるイラストが雰囲気があっていいなぁ。ああいうのもクラフト・エヴィング商会のオリジナルかな。

吉田篤弘氏の小説にたびたび出てくる、ビートルズのホワイトアルバムが気になって、ついに買ってしまった。作中のはレコードだけど。ホワイトアルバムというのは通称なんですね。アルバム名だと思ってた。音楽はそう聴くほうでもないのですが、わりあいよいと思う。聴きこんでみようと思う。

聴きこむというと、BECKのサントラ。二枚とも購入。どちらもステキ。恰好いい。コユキの歌声がもっと聴きたいと思って、歌声の人のバンドのハスキングビーのCDを試聴してみる。・・・声がちがーう。歌声の人平林さんはメインボーカルじゃないのかなぁ。試聴の機械の使い方がわからず、3曲目までしか聴けなかったのだが、ぜんぶこうなのか。歌詞日本語だし、ちょっと微妙。でも、平林さんの声をエンジェルボイスと書いてる掲示板があったし、やはり買うべきか・・・。

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