「針は何処に」「花嫁の立つ場所」(駒崎優)
2005年1月24日 読書足のない獅子シリーズ第二部は、黄金の拍車シリーズと呼ぶらしい。
というわけで黄金の拍車シリーズ、第3巻第4巻です。
「針は何処に」
ある日リチャードは、自分の領地内で3人の不審な男たちに襲われている騎士を助ける。日が沈む時刻であったため、ヘンリー・ウォードと名乗った黒髪の騎士を城に泊めることにするリチャード。ヘンリーは楽しい客人となって城の者を楽しい気分にさせるが、次の日の早朝、挨拶もそこそこに出て行ってしまう。
それだけならば何の問題もなかったのだが、その後ブラッドフィールドのギルフォードが慌てた様子でやってきて、昨日の午後小姓のトビーが、ストックスブリッジに行くと言って出て行ったまま戻ってないというのだ。もちろん、昨日トビーは城にやってきていない。ブラッドフィールドの館からストックスブリッジの城までの道は、トビーにとっては通いなれたもので途中で迷うはずもない。なにかあったにちがいない、昨日の不審な三人組が怪しいかもということで、探索をはじめます。
情報を集めていくうちに、昨日泊めた黒髪の騎士を泥棒だと言って探しているサー・オズワルドに会ったり、腹黒司祭ジョナサンが意味深に関わってきたり、探索は思うようには進まない。何度も城と館と街を往復する羽目になったりする。
騎士の正体がまさか、という感じで面白かったです。短編集を読んでおくとなおよしです。
「花嫁の立つ場所」
シェフィールドの街で上手い酒と料理を出すことで人気の赤い鹿亭は、主のピートが愛想がなく腕っ節の強いことでも有名だ。雪がちらついた寒い日、暖まろうと赤い鹿亭によったリチャードとギルフォードは,
信じられない光景を目にする。店の中に愛想よく注文を取って給仕する,若い女性の姿があったのだ。今まで赤い鹿亭に女性が雇われたことはなかった。古参の給仕を捕まえて事情を聞き出したところ、ある日ピートが拾ってきて、そのままいついたというのだ。モニカというその女性は実にまめによく働き、街にも馴染んできているという。
若い女性の登場に驚きつつも、本来の用を片付けに執行長官の下に向かう二人。執行長官ヒューバートが書記を紹介してくれるというのだ。紹介された書記はオーソンといい、ペンよりも剣が似合う、書記というよりも戦士という雰囲気の人。リチャードは、悪い奴ではなさそうということで雇うことにする。
オーソンはすごく手早いというわけではないが、実直に仕事を片付けてゆき、リチャードも大いに助かっていたが、執事から様子がおかしいと報告を受ける。夕食のときに姿を現さず、夜遅くになって帰ってくるというのだ。その時はさして心配していなかったリチャードだが、後日オーソンは泥棒の疑いのかかったまま行方をくらます。
一方、赤い鹿亭のモニカは、悪夢に苛まれ、何かにおびえていた。なにか秘密を抱えているらしい彼女も姿を消す。
なんというかあらすじ書いてて思ったのが、火サスみたいだなぁと。あと、前から思ってたのが、この方の文章て、句点が多いような気がする。読んでてひっかかる。この点無くてもいいよなぁとか思う。お話に入り込んだら気にならなくなるんですけどね。
というわけで黄金の拍車シリーズ、第3巻第4巻です。
「針は何処に」
ある日リチャードは、自分の領地内で3人の不審な男たちに襲われている騎士を助ける。日が沈む時刻であったため、ヘンリー・ウォードと名乗った黒髪の騎士を城に泊めることにするリチャード。ヘンリーは楽しい客人となって城の者を楽しい気分にさせるが、次の日の早朝、挨拶もそこそこに出て行ってしまう。
それだけならば何の問題もなかったのだが、その後ブラッドフィールドのギルフォードが慌てた様子でやってきて、昨日の午後小姓のトビーが、ストックスブリッジに行くと言って出て行ったまま戻ってないというのだ。もちろん、昨日トビーは城にやってきていない。ブラッドフィールドの館からストックスブリッジの城までの道は、トビーにとっては通いなれたもので途中で迷うはずもない。なにかあったにちがいない、昨日の不審な三人組が怪しいかもということで、探索をはじめます。
情報を集めていくうちに、昨日泊めた黒髪の騎士を泥棒だと言って探しているサー・オズワルドに会ったり、腹黒司祭ジョナサンが意味深に関わってきたり、探索は思うようには進まない。何度も城と館と街を往復する羽目になったりする。
騎士の正体がまさか、という感じで面白かったです。短編集を読んでおくとなおよしです。
「花嫁の立つ場所」
シェフィールドの街で上手い酒と料理を出すことで人気の赤い鹿亭は、主のピートが愛想がなく腕っ節の強いことでも有名だ。雪がちらついた寒い日、暖まろうと赤い鹿亭によったリチャードとギルフォードは,
信じられない光景を目にする。店の中に愛想よく注文を取って給仕する,若い女性の姿があったのだ。今まで赤い鹿亭に女性が雇われたことはなかった。古参の給仕を捕まえて事情を聞き出したところ、ある日ピートが拾ってきて、そのままいついたというのだ。モニカというその女性は実にまめによく働き、街にも馴染んできているという。
若い女性の登場に驚きつつも、本来の用を片付けに執行長官の下に向かう二人。執行長官ヒューバートが書記を紹介してくれるというのだ。紹介された書記はオーソンといい、ペンよりも剣が似合う、書記というよりも戦士という雰囲気の人。リチャードは、悪い奴ではなさそうということで雇うことにする。
オーソンはすごく手早いというわけではないが、実直に仕事を片付けてゆき、リチャードも大いに助かっていたが、執事から様子がおかしいと報告を受ける。夕食のときに姿を現さず、夜遅くになって帰ってくるというのだ。その時はさして心配していなかったリチャードだが、後日オーソンは泥棒の疑いのかかったまま行方をくらます。
一方、赤い鹿亭のモニカは、悪夢に苛まれ、何かにおびえていた。なにか秘密を抱えているらしい彼女も姿を消す。
なんというかあらすじ書いてて思ったのが、火サスみたいだなぁと。あと、前から思ってたのが、この方の文章て、句点が多いような気がする。読んでてひっかかる。この点無くてもいいよなぁとか思う。お話に入り込んだら気にならなくなるんですけどね。
コメント