久々の姫神さま。

表紙が美麗ーvvvきゃーって感じ。
色っぽいー♪

イラストが美しいだけでなく、今まで張ってた伏線のほとんどが明かされるというとっても楽しい巻でしたー。
カイのモデルの人の予想は当たってました。ニヤリ。気付いたのは決して早くはないのですが、嬉しい。

目が覚めたら季節が初夏から秋に変わっていてびっくりなカイさん。なんと九十九日も眠っていたという。
目覚めて向かった先は鎌倉。テンと縁が深い頼朝が開いた東の王都。初めてそちらに足を向ける二人の前に、怒れる尼将軍が立ちはだかる。

前編の最後で「お別れ」を告げて消えたテン。カイが目覚めるとそこは上野国、長尾影虎の城。相変わらず変貴人な平三さんのもとに身を寄せる。テンはというと、呪によって甲斐国の楼閣に幽閉されていた。

ついにカイの血筋の謎やモデルの僧の名前、二人の旅の意味などが明かされます。
にしても、ある事情から常人に戻ったカイさん、髪が伸びてなんだか恰好良いです。今回はテンさんもずっと二十歳ぐらいでいるので、とってもお似合いな感じです。お話はかなり深刻になってきてるので、あまり一緒にいないのですが。

「姫神さまに願いを〜荊いだく蝶〜」(藤原眞莉)

今回は尾張の国が舞台。
尾張の国というと織田信長。織田信長が出てきて蝶というと「夢の痕」を読んでいると出てくるのは、胡蝶。期待通り登場してます。

あと懐かしいひとも再登場しています。
サチさんがなんだか逞しくなっててなんと四人の子どものお母さんになってた。そりゃあ逞しくもなるだろう。主人公二人がまったく歳をとらないから、知らない間に脇役たちがどんどん歳をとっていくので、びっくりする。

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