「仔羊たちの聖夜」「解体諸因」(西澤保彦)
2003年11月28日 読書匠千暁シリーズの第三弾といちばん最初に出た短編集です。
「仔羊たちの聖夜」ではタカチこと高瀬千帆が謎を解いていきます。タックは今回はワトスンくんみたいな感じ。タカチとずっと行動を共にしていきます。
折り返しの紹介文が面白い。
「飲んでから解くか、解いてから飲むか。酩酊推理の合体パワーが炸裂するキャンパス三人組(中略)抱腹絶倒の新探偵ミステリー」
酩酊推理が合体で抱腹絶倒らしい。抱腹絶倒っていうほどかな〜って首をかしげたり。しんみりする部分もあるのになと思う。
中略の部分が今回のお話のあらすじ書いてあるのですが、長いので簡潔にまとめると、クリスマスイヴに女性が飛び降りる現場に居合わせたいつもの面々プラスアルファ。一年ほどたったある日、あの時に拾ったと思われるラッピングされた箱をボアン先輩が持ってくる。そこで、飛び降りた女性が渡すはずだった人を探して渡そうという話になるが、探していくうちに別の飛び降り事件に行き着いて・・・てな感じです。あんまり簡潔じゃないかな。でもそんな感じ。
タカチの内面にぐっと迫る感じでした。モデルみたいなプロポーションに、近寄りがたいほどの美貌の持ち主のタカチはどこに行っても注目の的。他人を寄せ付けない雰囲気をバシバシ放っている彼女が今回はいつになく積極的に事件にかかわっていきます。その理由も見所の一つです。
「解体諸因」は連作短編集。
最後まで読むとそれまでの短編がずらっと繋がるので、なんだか圧巻って感じでした。
おなじみの三人が登場しますが、長編シリーズよりも後の設定のものが多いです。ボアン先輩が私立の女子高で教鞭とってたり、タックは相変わらずお酒は好きだけど、卒業しても就職せずに日々を過ごしてたりします。新聞もテレビもなしで仙人みたいだ。
いろいろ工夫の凝らされた短編ばかりです。短編とはいえないような長さのものもありますが。「解体照応」はすごく長い。推理劇だからかな。劇の台本風に語られていきます。部長刑事も警部もかなり笑える。
「仔羊たちの聖夜」ではタカチこと高瀬千帆が謎を解いていきます。タックは今回はワトスンくんみたいな感じ。タカチとずっと行動を共にしていきます。
折り返しの紹介文が面白い。
「飲んでから解くか、解いてから飲むか。酩酊推理の合体パワーが炸裂するキャンパス三人組(中略)抱腹絶倒の新探偵ミステリー」
酩酊推理が合体で抱腹絶倒らしい。抱腹絶倒っていうほどかな〜って首をかしげたり。しんみりする部分もあるのになと思う。
中略の部分が今回のお話のあらすじ書いてあるのですが、長いので簡潔にまとめると、クリスマスイヴに女性が飛び降りる現場に居合わせたいつもの面々プラスアルファ。一年ほどたったある日、あの時に拾ったと思われるラッピングされた箱をボアン先輩が持ってくる。そこで、飛び降りた女性が渡すはずだった人を探して渡そうという話になるが、探していくうちに別の飛び降り事件に行き着いて・・・てな感じです。あんまり簡潔じゃないかな。でもそんな感じ。
タカチの内面にぐっと迫る感じでした。モデルみたいなプロポーションに、近寄りがたいほどの美貌の持ち主のタカチはどこに行っても注目の的。他人を寄せ付けない雰囲気をバシバシ放っている彼女が今回はいつになく積極的に事件にかかわっていきます。その理由も見所の一つです。
「解体諸因」は連作短編集。
最後まで読むとそれまでの短編がずらっと繋がるので、なんだか圧巻って感じでした。
おなじみの三人が登場しますが、長編シリーズよりも後の設定のものが多いです。ボアン先輩が私立の女子高で教鞭とってたり、タックは相変わらずお酒は好きだけど、卒業しても就職せずに日々を過ごしてたりします。新聞もテレビもなしで仙人みたいだ。
いろいろ工夫の凝らされた短編ばかりです。短編とはいえないような長さのものもありますが。「解体照応」はすごく長い。推理劇だからかな。劇の台本風に語られていきます。部長刑事も警部もかなり笑える。
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