ひきこもり探偵の第二弾です。
今回もひとに優しいミステリでした。

予約してから借りるまで随分時間がかかりました。それだけ人気があるということでしょうか?

相変わらず家にこもりっきりの鳥井さんですが、今回は随分とお出かけ率が高いです。
風邪を引けばちゃんと医者に行くし、栄三郎さんに呼び出されれば家まで遊びに行くし、随分進歩しているようです。毎回行きたくないと駄々はこねているようですが。

今回の目玉。女子高生にホモ呼ばわりされ、そのうえストーカー扱いされる坂木くん。
周囲の人間にどこまでもお人好しな人と認識されている坂木くんがいかなる理由で、そんな風に罵られるのか、興味深い謎でした。

前回に引き続き謎をひとつ解くたびに鳥井さんの周りには人が増えていきます。今度は学生さんです。若いなぁ。それでも鳥井さんの世界との窓口は坂木くんのみのようです。この事実がどのように変化するのかが今後の楽しみですね。

それにしても鳥井も坂木もよく泣く。こんなに涙流すミステリはなかなかないぞ。

全国の銘菓や美味しいものに目がない鳥井さん、作中には今回も美味しそうなものがいっぱいでした。特に牡蠣の刺身が美味そうでした。いいなぁ食べたいなぁ。

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