勢いに乗って次の巻も読んでみる。

今回はタイトルからもわかるようにクリスマスに事件は起こります。

一巻で沖縄への修学旅行が飛行機のハイジャックによって中止になってしまった陣代高の二年生のためにと、一泊二日の豪華客船でのクルージングの話が持ち込まれるのですが、豪華な料理と設備に浮かれる陣代生たちにまたもや危険が迫っていたのです。

今回の目玉、表紙のメイド服のテッサ嬢。べりーぷりちー。
どんどん人間臭くなって妙なノリで受け答えするようになった<アーバレスト>のAIくんが面白い。真面目な相良軍曹には、ついていけないノリのようで、喧嘩腰で変な会話になってるのがまた面白い。なんだかんだで良いコンビのようです。

前のお話ではかなめ嬢が、今回のお話では相良軍曹が、それぞれ自分の気持ちに気付いて素直になるのですが、伝え合うまではいかずに、でも良い雰囲気でいいですなぁ。

「本気になれない二死満塁?」(賀東招二)
「自慢にならない三冠王?」(賀東招二)
調子よく短編も読む。

戦争バカな相良軍曹が陣代高校で巻き起こす事件の数々を描いた短編集。
時間軸がどうなっているのか良くわからないのですが、学園コメディとなっております。

生徒会長の林水さんと相良軍曹の会話が面白いです。二人とも妙に時代がかってて、噛み合ってるようで合ってなさそうで、でもやっぱ合ってるなぁみたいな感じです。

書き下ろしにミスリルの面々を主役にしたお話が入っててお得感がありますね。
メリダ島の一日みたいなお話と、女の戦いなお話がそれぞれ入ってます。

きっとテッサ嬢って人気あるんでしょうなぁ。弱冠十六歳であんな大きい潜水艦の艦長で大佐で、すごく有能で銀髪の美少女で、でも艦を降りれば運動音痴でよくこけるって、萌えーって人が多そうだ。

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