「散りしかたみに」（近藤史恵）

梨園を舞台にしたミステリ。

「桜姫」「ねむりねずみ」と同じシリーズ。
またもや順番バラバラで読んでます。
これはどうも二作目らしい。

探偵はシリーズ通して今泉さん。
助手に山本少年と小菊さん。
そこに歌舞伎の関係者などが絡んで事件が起こるのですが、いつもいつも切ない後味が残るのです。

探偵の今泉さんは見えすぎるほど見えてしまうようで、今回は、事件に関わるのを躊躇したりします。あれだけの材料でよく分かるものだと感心する。

今回の事件にはぞっとするような美人が登場しているのですが、周りは彼女のことを「滝夜叉姫」と呼んでいます。常識にとらわれない粋な着物の着こなしをする、洗ったままのような黒髪の美女。着物って数えるほどしか着たことないのですが、普段着に和服を着るって恰好いいなぁ。

お昼のドラマの陽春さんとか見てても思う。背筋がピンと伸びてて、凛とした雰囲気で恰好いい。
「ピュア・ラブ3」も今週で最終回らしいから、楽しみだ。あのドラマは大人から子どもまでみーんな礼儀正しくて言葉遣いも丁寧で、有り得ないぐらい綺麗なドラマなのですが、そういうのも良いと思う。ツクリモノだからこそ良いと思う。

コートを見たいなと仕事帰りにぶらぶらする。あんまり良いのがなくて残念。いいなと思っても大きすぎたり。ウエストのとこがきゅってなったワンピースみたいなカーキのコートがホントに良い感じで、なのに羽織ってみたら袖も裾も身頃もどれも大きくて、残念でしたー。本当にこれはMサイズだろうかって思うほど大きかった。

で、何故だか靴を買ってしまった。水のクッションが入ってて、いくら歩いても痛くなりにくいとかいう靴。ほとんど衝動買いだ。前から目をつけていたとはいえ、今必要かというと微妙だ。