「多々良先生行状記」
戦後まもない日本で、近代化に伴い消えていこうとしている妖怪話や伝説を蒐集しようと各地を彷徨う二人の妖怪馬鹿のお話。

良いコンビですねぇ、多々良センセイと沼上くんは。センセイは妖怪の事しか考えてないのに、ホントにそれしか考えてないのに、いつのまにやら不可思議な事件を解決しちゃってるし、沼上君は腹を立てながらも結局はセンセイにつきあって大変なめにあってるし。後、冨美ちゃんも良いお嬢さんですごくてオイシイし。ゲスト出演のお二人も良い感じですよ。

いつもながら、この方の作中の講釈は面白いですねぇ。たくさんページ割いてるけど苦にならないのです。それってすごいよなぁ。

四つのお話の中で特に面白かったのは「古庫裏婆」ですね。マジ怖い。ゲストも良い。

イラストがついてるのですが、ふくやまけいこさんなのです。この方の絵好きだなぁ。嬉しいです。でもセンセイの腹回りを控えめに描いてらっしゃるような。もっとあるでしょう。

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