見つかったようでやっと借りる事が出来ました。

著者初の単行本。短編集です。猫丸先輩の推理が鮮やかです。後の作品と比べると血腥い事件ばかりですね。なんか妙な感じ。順番逆になってるからかな。どれも良いのですが、やはり表題作の「日曜の夜は出たくない」が良いです。

日曜の夜毎にでる通り魔。四十五分後の電話。恋人の小さな嘘。小さな疑いの種は芽吹いて少しずつ大きくなっていく。もしかしたらあの人が・・・?失うのが怖くて確かめられない。繰り返される犯行。彼女の心が疑惑で張り詰めていくのと同時に読んでいるこちらもどきどきしてきました。

急いで読んでしまったのでもったいなかったですね。もっとじっくりゆっくり読みたかった。

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