猫丸先輩が活躍するシリーズの長編と短編集。

やはり読み応えがあって驚かされるのは長編の方なんですけど、日常のちょっとした事件が解決されるほのぼのした短編集も楽しかったです。短編の中で一番良いなぁと思ったのは表題作の「幻獣遁走曲」かな。

小柄で華奢で、年齢がわからない童顔に、仔猫のように丸い目とふっさりとした前髪が印象的な30代。弁が立ち、物事の判断基準は面白いかそうでないか。猫丸先輩に振り回される後輩は大変そう。

初登場の「日曜の夜は出たくない」も読みたいのですが、どうも所定の位置にないようで借りられないのです。残念だ。

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