「手紙」(東野圭吾)
2004年3月17日 読書兄が強盗殺人を犯したために、大変な苦労をする弟の話です。(あまりに端的すぎるかな)
いい本だよ、という話を聞いて借りてみました。
確かにいい話でした。
でも、それだけなんだよなぁ。よくできたお話だとは思うのだけど。少々期待はずれでした。もっとハラハラドキドキを期待していました。いい話と面白い話は必ずしも一致しないのですね。
弟の学費欲しさに盗みに入って、家人に見つかったために衝動的に殺してしまった兄。刑に服する兄から弟の下に毎月手紙が届く。弟は兄が服役中であるために、大学を諦め、級友を失くし、まともな就職もできず、夢を追うこともできず、恋人と別れる羽目になる。落ち着いたと思えば、兄の罪が付きまとうという繰り返し。なんだか不幸の見本市な勢いで不幸です。
社長の平野の言葉が痛いです。乱暴な論理だと思う。でも、真実をついていると思う。
最後に弟が下した決断はひどいだろうか。薄情だろうか。でも、家族のことを思うならば、間違った判断だとは思えない。
いい本だよ、という話を聞いて借りてみました。
確かにいい話でした。
でも、それだけなんだよなぁ。よくできたお話だとは思うのだけど。少々期待はずれでした。もっとハラハラドキドキを期待していました。いい話と面白い話は必ずしも一致しないのですね。
弟の学費欲しさに盗みに入って、家人に見つかったために衝動的に殺してしまった兄。刑に服する兄から弟の下に毎月手紙が届く。弟は兄が服役中であるために、大学を諦め、級友を失くし、まともな就職もできず、夢を追うこともできず、恋人と別れる羽目になる。落ち着いたと思えば、兄の罪が付きまとうという繰り返し。なんだか不幸の見本市な勢いで不幸です。
社長の平野の言葉が痛いです。乱暴な論理だと思う。でも、真実をついていると思う。
最後に弟が下した決断はひどいだろうか。薄情だろうか。でも、家族のことを思うならば、間違った判断だとは思えない。
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