どうせ読むなら最初からの方が良いとアドバイスを受けたので、一作目からチャレンジです。

「風の歌を聴け」
途中に出てくる東京とか奈良という単語にすんごく違和感を感じました。「アメリカの乾いた風の吹く寂れた海辺の田舎町」みたいな雰囲気があって、日本じゃないみたいなんだもの。背景にある60年代の出来事は殆ど知らないので、どうもわかりにくい。はっきり書いてないんだけど、大学闘争とかいうやつだろうか。あんなに血気盛んに何を主張してたんだっけ?あの頃頑張ってた人たちはどんな風に思い出すのかな。

「1973年のピンボール」
ピンボール。昔ファミコンのにはまってた。ボールを弾くだけなのにやたら面白かった。ここに登場するのは本当のピンボール。なにやらいろいろ種類があるようで、驚き。1970年代もよく知らない時代だ。なにがあったけ?高度経済成長期には入ってたかな。バブルのことを考えると、たいして恩恵を受けてないのに、不況の波だけかぶってるみたいでなんだか理不尽だと思う。

「羊をめぐる冒険」
オススメとは聞いていたけど、これほど面白いとは。
前の二作と繋がってはいるけれど、単独でも大丈夫かな。
羊を追って不思議な旅に出る主人公。羊博士に羊男。まさに羊をめぐる冒険だよ。うわぁ、おもしろーい。結末も予想しない展開ですごくびっくりです。他のを読むのが楽しみになってきた。

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