「ロミオとロミオは永遠に」(恩田陸)
2003年11月6日未来のお話。人類がボロボロになった地球を捨てて、宇宙に出ている頃のお話。日本人だけが地球に残されて環境汚染の処理をやらされている頃のお話。
超難関の大東京学園の入学試験を突破したカナザワアキラと学園への移動中に知り合ったクールビューティな少年シゲルは、共に卒業総代を目指して学園で切磋琢磨することになるのですが、大東京学園は非常にむちゃくちゃな学校なのでした。
徹底した管理教育を敷いている学園では、「人間からだが資本」という教育方針を採っており、ひたすら体をいじめるような訓練ばかりである。20世紀の文化はいかんという方針から、ありとあらゆるサブカルチャーが弾圧され廃れているらしい。そんなサブカルチャーを心から楽しく味わうのが、アングラと呼ばれる空間。昼間は苦行のような授業を受け、夜はそれから解放されて自分の好きなことに熱中するのです。
卒業すればエリートへの道が開ける大東京学園、最高学府であるそこから脱走する生徒がいるらしい。学園の実態を知ればそれもわからないものではないけれど、学園から逃げ出すのは激しく難しいことなのでした。地雷原を抜けなくちゃいけないって無茶もいいとこでしょう。
結末が微妙な感じ。ハッピーエンドではあるけれど。それでいいのかなぁって思った。
クライマックスのあたりはかなり面白くって勢いよく読んでいただけに、ちょっとなぁ。
超難関の大東京学園の入学試験を突破したカナザワアキラと学園への移動中に知り合ったクールビューティな少年シゲルは、共に卒業総代を目指して学園で切磋琢磨することになるのですが、大東京学園は非常にむちゃくちゃな学校なのでした。
徹底した管理教育を敷いている学園では、「人間からだが資本」という教育方針を採っており、ひたすら体をいじめるような訓練ばかりである。20世紀の文化はいかんという方針から、ありとあらゆるサブカルチャーが弾圧され廃れているらしい。そんなサブカルチャーを心から楽しく味わうのが、アングラと呼ばれる空間。昼間は苦行のような授業を受け、夜はそれから解放されて自分の好きなことに熱中するのです。
卒業すればエリートへの道が開ける大東京学園、最高学府であるそこから脱走する生徒がいるらしい。学園の実態を知ればそれもわからないものではないけれど、学園から逃げ出すのは激しく難しいことなのでした。地雷原を抜けなくちゃいけないって無茶もいいとこでしょう。
結末が微妙な感じ。ハッピーエンドではあるけれど。それでいいのかなぁって思った。
クライマックスのあたりはかなり面白くって勢いよく読んでいただけに、ちょっとなぁ。
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