「天使はモップを持って」「この島で一番高いところ」(近藤史恵)
2003年10月24日近藤史恵が面白いと教えてもらったので挑戦しました。どれがとは聞かなかったので、あらすじで面白そうなのを選んでみた。
「天使はモップを持って」は新入社員の大介と大介の会社の清掃員キリコが会社で起こる謎めいた出来事を探る短編連作集。面白かった。
キリコは清掃員だけど、掃除のおばちゃんを想像してはいけない。髪を高く結って、小麦色の肌をした健康的な二十歳前のお嬢さんだ。彼女は一人で大介の会社全部を掃除しているというからすごい。しかも彼女の清掃技術はピカイチで、どこもかしこも気持ちよくピカピカだそうな。すごすぎる。
そんな彼女は会社だけでなく会社の人々の心までクリーンにしてしまう。それぞれのお話には色んな人が出てきて、それぞれがいろいろ問題を抱えてる。現実にありそうな悩みで考えさせられる。
最後の書き下ろしがかなりドキドキした。うーん、騙されたねって感じだ。介護の問題とかいつかは自分の身にも起こりうる問題だから、切実に感じた。
「この島で一番高いところ」
夏休みに海に遊びにきた女子高生五人。船で渡る無人島に泳ぎに来たが、帰りの船に乗り遅れてしまう。仕方なく無人島で一晩過ごすことになるのだが、その島には彼女たち以外の人の姿があった。
これはあんまり好きじゃないお話。
彼女たちの関係というか、どんな友達同士なのかという部分の描き方は良いと思うけど、お話の展開がねぇ。救いがあんまりない感じで嫌だなぁ。
「天使はモップを持って」は新入社員の大介と大介の会社の清掃員キリコが会社で起こる謎めいた出来事を探る短編連作集。面白かった。
キリコは清掃員だけど、掃除のおばちゃんを想像してはいけない。髪を高く結って、小麦色の肌をした健康的な二十歳前のお嬢さんだ。彼女は一人で大介の会社全部を掃除しているというからすごい。しかも彼女の清掃技術はピカイチで、どこもかしこも気持ちよくピカピカだそうな。すごすぎる。
そんな彼女は会社だけでなく会社の人々の心までクリーンにしてしまう。それぞれのお話には色んな人が出てきて、それぞれがいろいろ問題を抱えてる。現実にありそうな悩みで考えさせられる。
最後の書き下ろしがかなりドキドキした。うーん、騙されたねって感じだ。介護の問題とかいつかは自分の身にも起こりうる問題だから、切実に感じた。
「この島で一番高いところ」
夏休みに海に遊びにきた女子高生五人。船で渡る無人島に泳ぎに来たが、帰りの船に乗り遅れてしまう。仕方なく無人島で一晩過ごすことになるのだが、その島には彼女たち以外の人の姿があった。
これはあんまり好きじゃないお話。
彼女たちの関係というか、どんな友達同士なのかという部分の描き方は良いと思うけど、お話の展開がねぇ。救いがあんまりない感じで嫌だなぁ。
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