乙一さんの作品は初挑戦です。夏の文庫百冊フェアかなにかで店頭に並んでいたのが印象的で、試しに借りてみました。買わないあたりがなんとも、ごめんなさいな感じです。けど、置く場所とか考えるとほいほい買えないです。

読んでみての感想は、非常に面白かったです。表題作ともう一編短編が収録されているのですが、どちらもよいお話でした。最後にちゃんと仕掛けもあるし。加えてあとがきが面白いです。私は買うかどうか迷ったら、とりあえずあとがきを読んでみる人なので、あとがきが面白いかどうかはかなり重要視します。この方はエッセイもいけそうな感じです。もう書いてたりしないのかな。

蔵書検索で探したら、作品紹介に「ホラー」って言葉が出てくるのでちょっとビビリながら読んでましたが、怖くなくて良かった。他の作品は怖いのかな。怖いものが怖いまま終わっちゃう作品はあまり好きじゃないかな。理路整然と解明されてしまえば、平気なんですけどね。

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