ずいぶん日記をサボってましたが、本はきっちり読んでるので感想書かないとといけないものは溜まっています。一日一作品の感想にしたいので三、四日分ほど日記書いてます。

2004年夏公開予定のジブリ作品「ハウルの動く城」の原作本。書庫にあったので借りてみました。そのうち予約つくだろうから今のうちにと思って。
読んでみたらめちゃくちゃ面白くて一気に読みました。これが宮崎アニメになったらどれだけ面白くなるのかなぁ、いまから楽しみです。

魔法が本当に存在する国インガリーで、三人姉妹の長女に生まれたソフィー。「長女は何をやってもうまくいかない」という昔話のパターンが実現したかのように、ある日ソフィーは『荒地の魔女』に呪いをかけられ、九十歳の老婆に変身させられてしまう。家族を驚かせたくないと家出したソフィーは、空中の城に住む、うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住み込んだ。ハウルに魔力を提供している火の悪魔とこっそり取引したり、ハウルの弟子と、七リーグ靴をはいて流れ星を追いかけたり。謎のかかしや、犬人間も現れて・・・?やがてハウルの意外な素顔を知ったソフィーは、力を合わせて魔女と闘おうとするが・・・?(以上、折り返しより引用)

こんなあらすじなんですが、なんといってもハウルが良いですね。
魅了の魔法のかかった「青と銀の派手な衣装」に身を包んだ「やせてすっきりした目鼻立ち」の金髪の27歳。マイペースで女の子を追いかけているときは周囲の事は目に入らなくなる。ハウルにとって女の子を追いかけるのはゲームらしい。振り向かれたら興味が失せるとのこと。でも根は優しくていいヤツ。身だしなみにすごく気を遣い、出かける前に一時間以上浴室にこもる。ヒアシンスなどの花の香りの香水をつけたり「細長い黒玉の耳飾りをたらし」たりとオシャレ。子どもみたいにわがままな面もある。瞳の色は緑色。

ヒロインのソフィーももちろん良いです。
覚えのないことで『荒地の魔女』に呪いをかけられおばあさんになってしまった彼女は、とてもたくましいです。いきなり老婆にされたら吃驚して泣いてしまいそうなものなのに、気丈です。ハウルの城に居座ってからは開き直ってしまったのか「家政婦は見た」ばりにあちこち詮索しまくってます。
ほんとは裁縫の上手い少々思い込みの激しいあかがね色の髪の18歳の女の子。

二巻も出てるらしいの今から楽しみです。


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