「冒険者たち」を読み終わってからすぐについつい布団の中で読んでしまいました。読み終わったら午前四時でした。でも眠くないのはどうしてだろう。

絵が変わってほかの方はどう思ったんだろうなーと思ってネットで感想文検索してたら、やはり違和感ありまくりなどの意見がありました。あって当たり前なんですけど。
橋本みつるさんのグラスハートはなんだか黒くてその中に鋭く尖った切っ先の光るナイフがあるようなそんなイメージ。切ったら痛い血が出るみたいな。(このイメージどっかで読んだ文章そのままみたいで気持ち悪いけど、これしか浮かばない)
羽海野チカさんのは白いですね。どこまでも白い見渡す限り白くてほわってあたたかい感じ。(もうちょっとつけたしたいけど、重ねたら嘘になりそうで嫌だ)
これは単に小説の挿絵見ただけのイメェジなので、それぞれのマンガ読んだらまたきっと違う感想が出てくるとは思うのですが、今はこんな風に思ってます。確実に言えるのは、第二部からはカラーページに1Pマンガがついてるのですが、こんな可愛らしいのが読めるのは羽海野チカさんになったからかなと。

ああ、またもや前置きが長くなってしまった。内容に行きましょう。
今回は通算二回目の坂本一至視点の「ストロボライツ」と西条朱音視点の「熱の城??」の三編。

「ストロボライツ」は坂本君と藤谷先生の会話が良い感じ。なんか似てる二人の会話は噛み合ってんだかないんだかで面白い。あと高岡尚さんが大変です。これはあとの「熱の城」にも続いてる。

「熱の城」は日野ヒビキが面白いですね。まだ14だけど大人より物事がよく見えてて達観してて頭の回転早くて自分の意見をスパっと言えちゃうのに、周りと上手くやるために普段はニコニコ笑って「いい子」でいる。別に悪い子だとは思わない。それが自衛の手段なのであって悪いことじゃない。この子の毒舌はなんか爽快だなぁ。坂本君と意見も合うみたいだ、センセイ批判において。
櫻井ユキノも強い個性があって、だから怖い感じ。なんか嵐を呼びそうな人。なんとしてもセンセイを手に入れるって・・・ねぇ。

今回良いなぁと思うシーンは、
 「ええ?嘘、なんで名前呼んだらいるの?」
 「えっ嘘。なんで電話したら出るの?」
の二つかなぁ。センセイなんか可愛いです。そういやセンセイの一人称って「僕」と「俺」とあるんですけど、あれってどう使い分けてるんでしょう?どっちでもらしくて好きですけどね。

あと、「あたしのこと好きですか?」って聞いてしまえる西条朱音は凄いと思う。しかも今回で二回目だし。会う度に「あいかわらず俺のこと好きか」って聞く真崎桐哉もあれですが。

ほかの方の感想文読んでると、「グラスハートを読んだら、テン・ブランクの音楽が聞こえてきた」みたいな感想があるのですが、羨ましいです。聞こえないです。歌詞書いてるとこ読んでも別になんも聞こえない。私の感性の問題なんでしょうね。

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