えらいタイトルです。コバルト文庫って少女小説だったよなぁとか遠くを見ながら思う。KZシリーズのタイトルもえらいものばかりですが。

第一次世界大戦中の航空部隊の様子を描いた作品。タイトルどおりバカばっかです。しかし、飛行機野郎どもは愛すべきバカどもです。大空の騎士として騎士道精神に基づいた戦い方もさることながら、自分で撃墜した人にバラの花束を投げるのはどうかと思う。しかし、なんかいいのです。

主人公は婚約者と大喧嘩して、勢いでイギリスの義勇軍に志願したアメリカ人青年、リチャード・ハーレイ。義勇軍は外国からの志願者ばかりが集まるところで、やたら他人に告解を迫るイタリア人や飛行機が炎上しても死なない陽気なロシア人などなど個性あふれる飛行機バカが揃っていたのでした。果たしてリックはエースパイロットになれるのか?!という内容です。続編があるようなので、そっちも読みたいと思う。

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