「クロスファイア」を読むなら、先にこれを読むといいよ、というアドバイスに従って読んでみました。特殊な能力をもつ女性三人のそれぞれの物語が収められています。

ミステリと超能力って相性が悪いような気がしていたのですが(だってテレパシーとかで犯人わかりまくりじゃん)、全然そんなことなくて目から鱗な感じでした。よくよく考えればサイコメトラーエイジで証明済みでしたね。

三つあるうちで一番面白いなぁと思ったのは、やはり表題作の「鳩笛草」かな。能力の衰えが描かれているのが意外でよかった。能力をバンバン使ってるとこを読めるのかと思って読んだから。

「謎いっぱいのアリス」(田中雅美)

「丘の家のミッキー」と同じく復刻モノ。「ロマンチック・ミステリー」だそうで。高校生を主人公にして身近で起こった事件をロマンスも挟みつつ解決だぁってなノリです。

なーんか古い作品だからかなんかいまいちでしたねぇ。いきなりクラスメイトが死んじゃって「おお?」って展開だったのに、動機がなんかいまひとつしっくりこないって言うか・・・。一連のお話の要所要所だけぶつ切りにして繋げたって感じで、流れも唐突で首を傾げる感じ。

返却したら予約が入ってたので、単に私の好みじゃないってだけかもしれないですが。

ところで全体読んでもなんで「アリス」なのかわからなかったです。意味があるのだろうか?

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