「暁の天使たち」（茅田砂胡）

やっと読めました。長かった。でも、「デルフィニア戦記」を読んでからの方がより楽しめそうだし、「デルフィニア」自体も大変面白かったので良かったです。

学園モノです。前作、前々作の方々が多数出演されてますが、新作だそうです。メインが前々作のキャラクタじゃ新作かなぁって気もしますが、続きが読めるのは素直に嬉しい限りです。

早く怪獣夫妻が登場しないかなぁv「スカーレット・ウィザード」から読んだので、やはり怪獣夫妻の方により愛着を感じてしまうのです。ダンがいくら吃驚して腰抜かしてもいいから、早いとこ復活して欲しいです。

学園が登場するのは中盤以降で、先ず金色天使の家族が登場します。両親がなんともいい感じです。賑やかそう。流石あの人の親だなぁって感じです。
特にお母さんがすごい。どんな異常な事態も、あらあらって笑いながらふんわりくるんでしまいそうな感じがします。動じなさそうですねぇ。
お父さんは、本気で金色天使の事が大好きで大事にしたくて、でもぜんぜんうまくいかなくて空回りみたいな感じですねぇ。頑張ってる（そして空回ってる）姿は微笑ましいぐらいだ。

後半、意外な方も登場して、普通の学園モノにならないようですねぇ。まあ、金銀黒の天使たちが出てきて普通の学園モノなんてありえない話ですが。

それにしても、「デルフィニア」と「スカーレット」の年表みたいなのが欲しい。どうも時系列がよくわかってないので。どこかで作ってらっしゃらないかなぁ。